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非凡·新日本语能力考试·N1读解

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Published by johntss124, 2021-05-26 19:20:42

非凡·新日本语能力考试·N1读解

非凡·新日本语能力考试·N1读解

2  何 を 目 指 し て 勉 強 す る か を い つ も 忘 れ な い よ う に
3 まず、 基礎的な単語や日常のあいさつから始まるように
4 勉強したり、 試験を受けたりして言語を身につけるように

(3)
り ょう し き

 社会には一定の価値観 が あ る。 「常 識」 あ る い は 「 良 識」 と い って も 良
い。 これは時間、 つまり 歴 史 と と も に 変 わ って い く も の で あ る。 一 方、

ほうてん

法律ないしは法典がある。 これは、 たやすくは変わらないし、 また、 変
えることのできないものでもある。 しかも、 裁判は、 過去の判例を多く
参照し、 時には、 尊重しすぎる嫌いもなくはない。 このずれが裁判を難
航 さ せ る 一 因 と な って い る。

3 「このずれ」とあるが、 何と何とのずれか。
1  社 会 に お い て の 一 定 の 価 値 観 の 現 れ で あ る 常 識 と 良 識
2  時 間 や 歴 史 と と も に 変 わ って い く 価 値 観 と 歴 史 観
3 守るのみならず、 尊重しなければならない法律と法典
4  歴 史 と と も に 変 わ って い く 価 値 観 と た や す く 変 わ ら な い 法 律

(4)
とくひつ

 二十世紀という一つの歴史が終わりました。 まず、 特筆すべきは戦後
の復興を終えた後、 わが国は急速に 世 界 の 主 要 な プ レ ー ヤ ー に な った こ

たぐい

とでした。 それを可能にしたのが、 この間における世界でも 類 を見な
い「驚くべき例外的高成長」でした。 しかしながら、 このドラマの最終章

い って ん

である九十年代には一転して「驚くべき例外的低成長」というフィナ ーレ
(注 )

を迎えよう と は 誰 が 予 想 し た で し ょう か。 い わ ゆ る 「失 わ れ た 十 年」 で

ぎ ゃっき ょう

す。 そして、 二十一世紀最初の年である現在においてもこの 逆 境 から

だ っき ゃく

脱 却 できない状況にあります。

(早 稲 田 大 学 編 「 新 鐘 」 に よ る )

(注)フィナーレ:終わりの時期、 最終章

ぎ ゃっき ょう

4 「この 逆 境 」は何を指しているのか。
1  世 界 の 主 要 な プ レ イ ヤ ー に な った こ と
2  驚 く べ き 例 外 的 高 成 長 を 遂 げ た こ と
3  驚 く べ き 例 外 的 低 成 長 に 陥 った こ と
4  二 十 一 世 紀 最 初 の 年 を 迎 え た こ と

44

(5)
 仕事によるストレスが家庭で発散できず、 さらに家族サービスが新た
なストレスとなり、 うつ病になる父親が少なくないそうだ。 わたしはそ
うなる前に、 家庭内でもっと会話をし て ほ し い と 思 う。 家 庭 は 心 の や す
らぎの場なのだから、 ありのままの自分をさらけだしてもいいのではな
いか。 仕事上の悩み、 職場で の 不 満 な ど も 時 に は 思 い 切 って 言 って み て
はどうか。 また、 子供の日常 に も 耳 を 傾 け、 子 供 と 向 か い 合 って 話 し あ
うことも大切だろう。 そうすること に よ って、 子 供 は 大 人 に 近 づ い て い
ける。

5 「そうすること」とあるが、 どんなことか。

1  仕 事 に よ る ス ト レ ス を な ん と か し て 解 消 す る こ と
2  う つ 病 に な った ら 医 者 の 相 談 に 乗 る こ と
3  家 族 た ち に 自 分 の 悩 み な ど を 打 ち 明 け る こ と
4  子 供 と の コ ミ ュニ ケ ー シ ョン を す る こ と

(6)

し は な 保た 流 「」が 識   の あ に で い 健 約 秋し  
れ 覚 も れ 尊 が 健 ま 劣 も う 康 千 ゅ 財
な こ、 せ つ も 「 敬 低 日 康 り る 米 答 に 人 う 団
い ん い 逆」 さ い 本 意 に の 国 え と を 法
な 剤 所 に れ 中。 の 識 過 は に が て 対 、日 人
。 心 使 長 進 る 毒 高 の ぎ わ つ も 象 米 日
の 用 が ん 米 か 校 低 な が い 米、 注 に 中 本
ス 事 指 で 国 ら 生 さ い 国 で 国 意 行 三 青
キ 件 摘 い と 立 は が で い で し っ 国 少
が が し る 比 ち 際 日。 る 四 て た の 年
あ 続 た べ 直 自、 立 本 、男 一 割 い 調 高 研
る く と っ 己 つ の 女 方 以 る 査 校 究
の 背 。高 千せ 社、 た 抑よ 高 と 上 で 生 所
か 校 会 人 。 校 も そ、 と は そ
も 景 生 ん の く 生 1割 れ 中、 、 れ が
の 国 ぞ
に 安 石ご 制せ れ 昨さ
易 く い く




6 「こんな心のスキ」とあるが、 どういうことか。
1  学 校 が 高 校 生 に 対 す る 教 育 に は 欠 陥 が あ る こ と
2  親 の 子 ど も へ の し つ け は 足 り な い こ と
3  社 会 は 高 校 生 に あ ま り 関 心 し な い こ と
4 日本の高校生は、 健康意識が低いこと

45

(7)

のもい 大  るて  力さ来  ささ  

欧 あ 国。 戦 国 風 ド、 日 を ん 日 東 れ ん 8
州 る 家 と 民 景 イ 本 あ は し 京 た に 年
連 の い 国 が ツ 人 げ 人 て の に
合 。歴 枠わ う 家 の の た 間 い ド 。 、ド わ
史 悲 と そ、 元 緒 と た イ イ た
  E( か く 惨 「」い ん 首 ー方 と し テ ツ ツ っ
U ら な う な が さ 授 て ィ 大 の て
鏡『( 学 を 破は ふ そ 」 ん 与 使 ラ 国
の )ま ぶ 超 局き 戦 う の 「 が の 、ア ル 館 ウ 連
中 で と え 争 に 国 理 フ ゼ で 大 の
の の は て ょ 向 変 最 」 人 由 リ 連れ 行 統 難
日 統 お き 化 高 間 を カ な 領 民
本 合 例、 互 く し の と 述 や ん わ か 高
』 の え い の て 栄え し べ バ れ ら 等
  歩 ば に を 体 き て た ル 邦ぽ た 最 弁
朝 み こ 協 も 制 て い 。 カ う 授 高 務
日 は う 力 た は い 努 ン 与 位 官
新 そ い で ら 果 る 誉よ 力 の 議 式 の を
聞 の う き し た で し 難 会 に 功こ 務
実 こ る た し 。 称た た 民 議 は め
社 践 と こ て こ の 長 う た
「」説 例 だ と 国。 度2、 た と 救 が た、 緒お
で ろ は 家 の に 援 立 ま 労ろ 方が
に あ う い は 世 え(注 対 に ち「 た う
よ る く す 界 ) し 全 会 ま た
る 今。 ら べ っ 勲く
。 で て る た ん 貞さ
) で 。 だ
は 。国 緒お 章し
な 家 方が ょ 子こ

巡 た う


授じ



与よ

たた

(注 )称 え る :ほ め る

7 「こういうこと」とはどういうことなのか。

お がた

1 緒方さんのように、 難民への救援をすること
は き ょく

2 2度の世界大戦は悲惨な破 局 をもたらしたこと

3 EUを モ デ ル に し て ア ジ ア 連 合 を 設 立 す る こ と

4  国 民 国 家 の 枠 を 超 え て お 互 い に 協 力 す る こ と

46

三、原因·理由

●题型特点

这 是 考 查 原 因 、理 由 的 题 目 ,多 为 画 线 题 ,但 也 有 非 画 线 题 。大 致 有 三 种
情况,一是问题句的前面有表 示 原 因、理 由 的 方 式,二 是 问 题 句 的 后 面 有 表
示 原 因 、理 由 的 方 式 ,三 是 问 题 句 的 前 后 没 有 明 显 的 表 示 原 因 、理 由 的 方 式 ,
即 被 省 略 了 ,但 选 项 中 已 经 有 了 归 纳 。

●常见提问形式

◎ なぜ~か。
◎ ~のはなぜか。
◎ ~とあるが、 それはなぜか。
◎ 筆者はなぜ~と考えているのか。
◎ ~とあるが、 その一番の理由は何か。
◎ 筆者は~原因はどこにあると考えているか。
◎ 筆者は~原因をどのように説明しているか。
◎ 筆者が~最大の理由はどれか。

(一 )问 题 句 的 前 面 有 表 示 原 因 、理 由 的 表 达 方 式 。这 是 “前 因 后 果 ”的 题 目 。

●解法

1.速 读 文 章 ,找 出 关 键 词 或 关 键 句 ,并 做 上 记 号 。
2.找出问题句前面表示原 因、理 由 的 表 达 形 式。例 如 「~ て、 ~ か ら、 ~ の

で、 ~だ け あ って、 ~ せ い で、 ~ お か げ で、 ~ の あ ま り、 ~ に よ っ
て、 だから、 そのため、 それで、 したがって、 ~ゆえに」等表达形式。
3.对 照 选 项 ,找 出 与 原 因 句 的 意 思 最 接 近 的 那 个 选 项 即 为 正 确 答 案 。

47

◎ 例题1

ゆう よ  

件 名 :お 支 払 猶 予 の お 願 い

                                ヤ マ ト 商 事                                                             

経理課 大川 恵子様

東日本製造 大阪支社

青木 宏

拝啓

 時下いよいよご盛栄の段お慶び申し上げます。 平素は何かとご厚情

にあずかり、 深く感謝いたしております。

 さて、 さっそくで す が、 今月二十日 に お 支払 い す る お 約束 の 貴社 製

品の代金を、 まことに申し上げにくいのですが月末までお待ちいただ

ふく

きたく、 伏してお願い申し上げます。

うりかけきん

 実は、 弊社の大口取引先トウヨウ株式会社の倒産により、 売掛金の



回収が困難になり、 資金繰りに苦慮しているしだいです。

 今後につきましては、 す で に 見通 し が 立 って お り、 ご 心配 を お か け

することはございません。

 恐縮ではございますが、 何とぞ今回にかぎり支払遅延をお許しくだ

さいますようお願い申し上げます。

 まずは、 おわびかたがたお支払猶予のご依頼まで。

敬具
                                  

1 「支払猶予」の理由は何か。

1  自 社 の 営 業 不 振
2  自 社 の 先 行 き 不 透 明
3  取 引 銀 行 の 契 約 違 反
4  取 引 先 の 倒 産

【答 案 】4  

【解 析 】

うり かけ きん

「実は、 弊社の大口取引先トウヨウ株式会社の倒産により、 売掛金



の回収が困難になり、 資金繰りに苦慮しているしだい で す」,这是造成

没钱支付给“大和商事”的 主 要 理 由,即 由 于 上 家 破 产,应 收 款 难 以 收 回,造

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成 资 金 紧 张 。「 ~ に よ り 」 或 「 ~ に よ って 」 是 原 因 、理 由 的 表 达 形 式 。

【译 文 】

主 题 :请 求 延 期 付 款  

                           大 和 商 事                                                         

会计科 大川惠子女士

东日本制造 大阪分公司
青木宏

敬启者

敬 祝 贵 公 司 生 意 兴 隆 。平 日 里 承 蒙 关 照 ,深 表 感 谢 。

不 揣 冒 昧 ,今 日 有 一 事 相 求 。原 本 定 于 本 月20日 支 付 给 贵 公 司 的 产 品
货 款 ,希 望 宽 恕 到 月 底 支 付 ,敬 请 许 可 。

实 因 本 公 司 的 大 客 户 东 洋 株 式 会 社 破 产 倒 闭 ,导 致 应 收 款 难 以 收 回 ,

一 时 又 难 以 筹 措 到 足 够 支 付 给 贵 公 司 的 钱 款 ,故 请 求 延 迟 。

今 后 ,本 公 司 将 加 强 风 险 预 测 ,避 免 发 生 类 似 这 次 给 贵 公 司 添 麻 烦 的

事情。

提出这样 的 请 求,实 在 过 意 不 去。诚 请 允 许 本 次 货 款 的 延 期 支 付

为盼。

再 次 表 示 诚 恳 道 歉 。特 此 请 求 货 款 延 期 支 付 。

敬上
                                  

1 「支払猶予」的理由是什么?
1  公 司 经 营 困 难
2  公 司 前 景 黯 淡
3  交 易 银 行 违 反 合 同
4  客 户 破 产 倒 闭

(二 )问 题 句 的 后 面 有 表 示 原 因 、理 由 的 方 式 。这 是 “前 果 后 因 ”的 题 目 。

●解法

1.速 读 文 章 ,找 出 关 键 词 或 关 键 句 ,并 做 上 记 号 。
2.找 出 问 题 句 后 面 表 示 原 因 、理 由 的 表 达 形 式 。例 如 「 な ぜ な ら ~ の だ/か ら

だ、 それは~の だ/か ら だ、 ~ た め だ、 ~ お か げ だ、 ~ と い う の は ~

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せ い だ/原 因 だ/と 関 係 し て い る 」 等 表 达 形 式 。
3.对 照 选 项 ,找 出 与 原 因 句 的 意 思 最 接 近 的 那 个 选 项 即 为 答 案 。

◎ 例题2

 企業相手の営業の仕事をしている。 セールストークを左右するのは情
報量だ。 パソコンな ど の 情 報 に 頼 る 人 は 多 い。 だ が、 活 字 が 好 き な 私
は、 雑誌など書籍を購入する。 印刷された文字と画面に表示された情報
では、 記憶に 残 る 印象度 が 異 な る か ら だ。 情報 を 自 分 の も の に す る に
は、 紙でないと、 私にはダメなようだ。
 「複雑な商談をうまくこなすね」と言われることがある。 どんな話題に

のう り

も対応できるのは、 様々な分野の書物を読み、 読んだ活字が、 脳裏に深
く焼き付いているからだと信じている。

(松 井 政 典 氏 の 文 に よ る )

2 この人が「複雑な商談」をうまくこなせるのはなぜか。

1 いろいろな本を読み、 話題が豊富だから
2  パ ソ コ ン か ら 得 た 最 新 情 報 を 持 って い る か ら
3  読 書 か ら 得 た 深 い 教 養 が に じ み 出 て い る か ら
4  読 ん だ こ と を 記 憶 し て い て 難 し い 質 問 に 答 え ら れ る か ら

【答 案 】1  
【解 析 】

笔者是个生意人,而笔者认 为 与 人 谈 生 意 时 能 不 能 做 到 能 说 会 道 是 要

看 一 个 人 所 掌 握 的 信 息 量 的 多 少 。有 的 人 是 通 过 网 络 等 手 段 获 得 信 息 的 ,而

笔 者 却 一 直 坚 持 阅 读 各 种 杂 志 等 书 籍 ,从 中 获 得 自 己 想 要 的 信 息 ,结 果 有 了

成 效 。注 意 后 面 的 「 ~ か ら だ 」 就 是 对 画 线 部 分 的 原 因 说 明 。

【译 文 】
我 的 工 作 是 销 售 ,接 触 的 是 企 业 。左 右 推 销 商 品 时 的 谈 判 是 否 能 成 功 的

重 要 因 素 是 一 个 人 掌 握 的 信 息 量 的 多 少 。有 很 多 人 利 用 电 脑 等 获 得 信 息 ,但
喜欢活字印刷的我还是喜欢 购 买 杂 志 等 书 籍。因 为 印 刷 出 来 的 文 字 和 画 面
里所记载的信息,在我的记忆 里 留 下 的 印 象 大 不 同。要 将 信 息 为 我 所 用,除
了 纸 质 媒 介 ,其 他 的 我 都 不 适 应 。

有人也称赞过我:“那 么 复 杂 的 贸 易 谈 判 你 却 把 握 得 很 出 色 啊。”我 坚

50

信,无论遇到怎样的谈判话题,本 人 之 所 以 能 应 对 自 如,那 是 因 为 我 阅 读 过
很 多 不 同 领 域 的 书 籍 ,而 且 阅 读 过 的 东 西 深 深 地 烙 在 了 我 的 脑 海 里 。

2 笔者为什么能出色地完成「複雑な商談」任务?
1  因 为 阅 读 了 各 种 书 籍 ,(谈 判 时 的 )话 题 更 加 丰 富
2  因 为 有 从 电 脑 (网 络 )获 得 的 最 新 信 息
3  因 为 通 过 读 书 得 到 的 丰 富 内 涵 发 挥 了 作 用
4  因 为 记 住 了 阅 读 过 的 内 容 ,能 回 答 很 难 的 提 问

(三)问题句的后面都省略 了 表 示 原 因、理 由 的 方 式。既 有 画 线 题,也 有 非 画
线 题 。这 是 “前 因 后 果 ”和 “前 果 后 因 ”的 题 目 。

●解法

1.阅 读 并 理 解 提 问 句 的 意 思 。
2.速 读 文 章 ,找 出 与 提 问 意 思 有 关 联 的 关 键 词 或 关 键 句 ,精 读 并 理 解 句 子 。
3.对 照 选 项 ,找 出 与 原 因 句 的 意 思 最 接 近 的 那 个 选 项 即 为 正 确 答 案 。

◎ 例题3

 家電製品のエコポイント制度が延長され、 地上デジタル放送の完全移
行まで1年を切った。 地 域 と 密 着 し た 細 か な サ ー ビ ス を し て く れ る 街 の
電気店の利用が増えているという。
 大型電気店には頼みにくい小さな電気工事や、 蛍光灯の取り替え、 修
理に至るまで快く引き受けてくれることに魅力があるようだ。 時には修
理を兼ねて一人暮らしの高齢者の安否も尋ねているとか。 心強いことで
ある。
 我が家でも最近、 近所の電気店を 利 用 す る こ と が 多 く な った。 電 話 一
本でその日のうちに来て、 直してもらえる。 何ともありがたい。 地域に
根ざしたサービスをする街の電気店は貴重な存在だ。 地域へのさらなる
貢献に期待を寄せている。

(玉 井 和 子 「 地 域 密 着   街 の 電 気 店 に 期 待 」 に よ る )

51

3 町の電気店に人気が出てきた理由は何か。

1 地上デジタル化の期限が迫り、 取り付け工事が間に合わないから
2 商品を販売するのみでなく、 地域に根ざした貢献もしているから
3 商品の数も揃っていて、 アフターサービスも行き届いているから
4 電話一本で来てく れ る 手 軽 さ の み な ら ず、 価 格 も 量 販 店 に 比 べ 安 い

から

【答 案 】2  
【解 析 】

既然是电器店,当然是以 销 售 家 电 商 品 为 主,但 是,这 些 社 区 家 电 商 店

还 为 社 区 居 民 做 一 些 大 商 场 难 以 做 到 的 服 务 工 作 ,譬 如 帮 助 居 民 修 理 电 气 、

换灯泡,甚 至 还 为 老 年 人 送 温 暖。由 此 笔 者 感 叹 道:「地 域 に 根 ざ し た サ ー

ビスをする街の電気店は貴重な存在だ」。

选 项2对 上 述 做 了 最 恰 当 的 归 纳 。

【译 文 】
(购买环保家电时实施的)家 电 产 品 环 保 积 分 制 度 得 以 延 长,到 实 现 地

面 数 字 信 号 广 播 电 视 传 输 的 全 覆 盖 工 程 完 工 也 还 不 到 一 年 。因 此 ,和 地 区 密
切 相 关 的 ,为 居 民 提 供 琐 碎 服 务 的 社 区 电 器 店 越 来 越 受 到 居 民 的 欢 迎 。

大型电器店难以上门服务 的 一 些 琐 碎 电 气 维 护、荧 光 灯 管 的 调 换 以 及
修理等小修小补的工作,社区 电 器 店 都 能 帮 助 居 民 解 决,所 以 很 受 欢 迎。有
时 候 不 光 是 帮 人 修 理 电 气 ,还 兼 顾 向 独 居 生 活 的 老 年 人 嘘 寒 问 暖 ,使 这 些 老
人感到踏实。

我 们 家 也 一 样 ,最 近 请 附 近 电 器 店 的 人 上 门 帮 忙 的 次 数 也 多 了 起 来 。只
要 打 一 个 电 话 ,当 天 就 有 人 上 门 服 务 ,帮 助 修 理 电 气 。非 常 庆 幸 。已 经 深 深 扎
根于社区的电器店的存在非 常 宝 贵。期 待 社 区 电 器 店 能 为 居 民 提 供 更 多 的
服 务 ,做 出 更 大 的 贡 献 。

3 社区电器店深受欢迎的理由是什么?

1  因 为 地 面 数 字 化 (信 号 传 输 工 程 )的 日 期 临 近 ,设 备 安 装 工 程 来 不 及 了
2  因 为 不 仅 销 售 电 器 商 品 ,还 扎 根 于 社 区 ,为 社 区 居 民 做 贡 献
3  因 为 电 器 商 品 齐 全 ,售 后 服 务 也 十 分 周 到
4  因 为 不 仅 一 个 电 话 就 能 上 门 服 务 ,而 且 价 格 比 量 贩 店 (大 型 专 卖 店 )优 惠

52

●单元练习(短篇文章10篇)

(1)
 私は目的に合わせて喫茶店を使い分けています。 一つ目は友達との待
ち合わせとそのあとちょっと 話 を す る 時 に 利用 す る と こ ろ。 値 段 が 安 く
て、 駅から近いところです。 二つ目は明るく、 広いスーパーで、 テーブ
ル同士が近すぎず、 窮屈じ ゃな い と こ ろ。 こ こ は 仕 事 で お 客 さ ん と 会 っ
て話す時に使います。 コ ー ヒ ー 一 杯 の 値 段 は 一 つ 目 と 比 べ た ら3倍 く ら
いしますが、 周 り を 気 に し な い で、 落 ち 着 い て 話 が で き る の が い い で
す。 ここは「談話室」のようなところです。 もともとある程度長い時間い
ることを考えて、 こんな に 高 い 料金 に な って い る ん で す。 最 後 は、 一 人
でのんびりと本を読みながら時間を過ごすところです。 自分の好きな音
楽が流れていて、 インテリ ア が お し ゃれ で、 コ ー ヒ ー が お いしいことが
重要です。 こんなところならコーヒーが800円でも満足できます。

1 「こんなに高い料金になっているんです」とあるが、 どうしてこの二
つ目の喫茶店のコーヒーの値段が高いか。

1  駅 か ら 近 く て 便 利 な と こ ろ に あ る か ら だ。
2  部 屋 が 広 く て 客 同 士 が 邪 魔 に な ら な い か ら だ。
3  客 が 長 い 時 間 の ん び り し て い ら れ る か ら だ。
4  店 内 の 飾 り が 豪 華 で コ ー ヒ ー も お い し い か ら だ。

(2)
 階段の電球が切れたので買いに行くと、 LED(発光ダイオード)電球が
店頭にたくさん並んでいました。 白 熱 電 球 よ り 格 段 に 値 段 が 高 か った の
ですが、 「10年交換なし」の表示があり、 買うことにしました。
 階段の電球を交換する時は不安定な所によじ登るので、 バランスを崩
して転落するのではと心配です。 10年間交換 が 不 必 要 な ら、 落 ち て け が
をする危険も10年 間 は な く、 そ れ を 考 え る と 安 い の か も し れ ま せ ん。 1
年当たり換算では、 白熱電球と値段も変わりません。

(楠田泰弘「LED 電球の購入、 安全性考慮し必要」による)

2 この人がLED 電球を買う理由はどれか。
1 10年も持つうえ、 値段も安いから

53

2  取 り 付 け 時 に 落 ち て 怪 我 を す る 心 配 が な い か ら
3 10年 間 交 換 し な い で す む か ら
4  消 費 電 力 が 白 熱 電 球 と 変 わ ら な い か ら

(3)
 「エコ」という言葉が使われて久しいが、 最近の私のいち押しのエコは
調理用のヘラである。
 お菓子作りに使うイメージがあるが、 実は日々の調理で使うと無駄が
なくなり、 便利なのだ。 フライパンの炒め物などを皿に移す際、 食材を

じゅ し せい

残らず素早く、 きれいに移し替えることができる。 樹脂製のヘラは熱に
強く、 しな や か な の で サ ラ ダ ボ ウ ル な ど の 丸 み を 帯 び た も の に も 対
応する。
 特にカレー鍋をヘラでさらえると、 気持ちいいほどきれいに取れる。
実家の母にも勧めたら、 と て も 気 に 入 って く れ た。 生 ご み が 減 り、 洗 う
水の量も少なくなり、 水の汚染も軽減されるという、 まさに「一石二鳥」
の効果がある。

(和 田 明 子 氏 の 文 に よ る )

3 筆者が樹脂製の「ヘラ」を使ってきたのは何のためか。
1  エ コ の た め で あ る。
2  耐 熱 の た め で あ る。
3  調 理 の た め で あ る。
4  便 利 さ の た め で あ る。

(4)
 40年前からよく利用していた書店が閉店した。 本の取り寄せなどで世
話になったので、 残念に思う。
 店主に聞くと、 万引きの増加が閉店の理由だと い う。 (中 略)た ま に 見
つけても謝罪されることは少なく、 金を払えばいいだろうと開き直られ

いや け

ることもある。 それで、 つくづく嫌気が差したというのだ。
 最近、 読みたいからではなく、 古本として売るために万引きをするとい
うケースも多いそうだ。 「世知辛い世相の反映ですね」と店主は苦笑して
いた。 モ ラ ル 荒 廃 に よ って、 小 さ な 書 店 が 次 々 に 消 え て い く の は
悲しい。

(中 根 正 就 「 万 引 き 増 加 理 由 に 小 さ な 書 店 が 廃 業 」 に よ る )

54

4 閉店のきっかけとなったのは何か。

1  万 引 き が 増 加 し た こ と
2  見 つ か って も 謝 ら な い 人 が い る こ と
3  万 引 き が 見 つ か って も 金 を 払 え ば い い と 軽 く い う 人 が い る こ と
4 読むだけでなく、 売るために盗む人がいること

(5)
 眠れないときに羊の数を数えるのは昔からよく使う手段である。 羊が

さくを飛び越えるところを想像すると、 軽々と飛び越えていきそうである。

(注1)

 他の動物ではこうはいかない。 馬では早すぎる。 迫力満点で、 見てい

しか

る方に力が入って眠気が覚めてし ま い そ う だ。 鹿 だ と 虎 に 追 跡 さ れ て い

せ っぱ く か ん

るような切迫感が出てしまう。 これも眠れない。 牛では重量感がありす

たぬき

ぎて、 さくが破壊されそうだ。 狸 だと一匹一匹が違う芸を見せていき



そうだ。 次は何かと待ち構えているうちに目が冴えてしまう。 やはり、

(注2) (注3)

眠 気 を 誘 う に は 無 芸 で ぼつ こ せい に 見 え る 羊 が 適て き 役や く な の だ ろ う 。

没 個 性

てきざいてき しょ

 こんなところにも適材適所があるのかと考えていたら、 ますます眠気

が 遠 の い て し ま った。

(注1)さく:「柵」と書いて、 羊などを囲う道具

(注2)待ち構える:相手に備え、 用意を整えて待つ


(注3)目 が 冴 え る :目 が 覚 め て 眠 れ な い

5 羊を数えることが眠気を誘うと言われる根拠は何か。

1  芸 に は 変 わ ら な い こ と の 安 定 さ
2  速 さ が 増 し て い く リ ズ ム 感
3  同 じ こ と が 繰 り 返 さ れ る 単 調 さ
4  次 々 と 変 わ って い く こ と へ の 期 待 感

(6)
か だま

 替え 玉 受験そのものは今に始まったことでもなく、 そう珍しいことで

(注1)

ない。 高校長が金庫内の試験問題を盗んで、 わが子に見せたことも以前

い ん せ き じ し ょく

にあり、 その校長は引責辞 職 した。 医師の国家試験が漏れた記事も近

にぎ じょそう みが

年話題を賑 わ した。 しかし高校教師の男親が女装して娘の身代わりに

(注2) ぜんだい み もん

なり、 女子大を受験したとの報道は全く前代未聞の出来事で、 心理学的

55

に研究してみる価値は十分にある。

ふん べつ

 親も親な ら 娘 も 娘。 大学受験 と い え ば 十七歳、 相 当 分 別 は あ る は ず

か こっけい

で、 親子の間に 交 わ さ れ た 会 話 を 想 像 し て み て、 滑 稽 に な った。 「親 バ

カ 」ではすまされぬ。 母親もいるはずだが、 どうしていたのか。 女子学

(注3)

生を替え玉に頼んだのなら、 報道価値は少ない。 さてこの父親はどんな

ご じつ だん

罪になるのか後 日 談をぜひ聞きたいものだ。

(注4)

(朝 刊 · 朝 日 新 聞 に よ る )

か だま

(注1)替 え 玉 受 験 :他 人 に 代 わ って 受 験 を す る
にぎ

(注2)賑 わ す :盛 ん に す る こ と

(注3)親バカ:わが子かわいさのあまりに、 やたらに自慢をしたり過保護

に 振 る 舞 った り す る こ と

ご じつだん

(注4)後 日 談 :あ る 事 件 が そ れ か ら ど う な った か と い う 話

6 「報道価値は少ない」とあるが、 なぜか。

1  今 ま で の 替 え 玉 の す べ て は 女 子 学 生 だ った か ら
2 替え玉が女子学生だったら、 ある程度納得できるから
3 今度の事件は母親だと、 ばらされにくいから
4 年齢が同じぐらいの女子学生だったら、 替え玉になれないから

(7)

る  因日 出で育財大 か場 など育 く  

) 日( 「と本産専、て団き っ 合 ま い も 所 圧の 働
本 」考のを業に な た も た 。 は な し く
語 え 少 た 主 か の 壁 り い ど 女
検 「ら子婦か 昨 が 、子 出、 ら を 掛(注 か 性
定 」れ化め(注のる 年 あ 仕、 ど 産 な 整せ に
試 る 問 い コ の る 事 も 退 い 1
験「」 題 2 る 調 に が 職 い ) 家、
研 。 が 家 ス 査 。加わく 年 保 後 と 事
究 生 )ら 庭 で え 齢 育 に 考 備び か
会 ま う で ト は て 制 所 再 え し っ 育、
れ こ も 、零 限 に 就 る て て 児
雑 た と 、第 は 歳 、 が 入 職 女 も い の
文 主 が 二 児 子 あ 所 を 性 る 負ふ
集 な あ 子 年 の ど る で 考 は 、 の 担た
原 る 五 子 も な き え 減 結 が
に 六 未 ど な る ら 婚 現 ん
よ 。以 · 来 は 状
上 六 、 損そ だ が
が 万 保。
円 ん 重、

。子

のか

(注1)圧 し 掛 か る :負 担 な ど の 重 み が か か って く る こ と

(注2)た め ら う :あ れ こ れ 迷 って 決 心 が つ か な い こ と

56

7 少子化の原因に最も合っているものはどれか。

1  保 育 所 の よ う な 育 児 の た め の 施 設 が 整 備 さ れ て い な い。
2 女性が結婚し、 子供を産んだら、 離職させられるケースが多い。
3  出 産 退 職 を し た 女 性 は 再 び 就 職 す る の は 不 可 能 に な る。
4 女性に不利な要素が多く、 結婚や子を産むのをためらう。

(8)
 ロボットはあく ま で も 機 械 で あ って ほ し い。 感 情 を 持 って い る ロ ボ ッ

トはもう機械ではないからだ。

いや

 厳しく、 寂しい今の時代の人間は自分を癒してくれる何かを求めてい

いや いや

る。 しかし、 みんなが癒されたいとは思うが、 自分が誰かを癒してあげ

る心の余裕はない。 その結 果、 作 ら れ た も の が 感 情 を 持 った ロ ボ ット だ

かゆ

ろう。 このロボット は 病 気 に な った 時、 何 も 言 わ な か った の に、 お 粥 を

作ってくれたり、 薬を買 って く れ た り す る。 退 屈 な 時 に は 一 緒 に 遊 ん で

くれるありがたい存在だ。

 しかし、 何でもしてくれるロボット さ え あ れ ば 他 の 人 間 は 必 要 な く な

る。 こうなったら人間の世界はもっと寂しくなると思う。 また、 ロボット

いや

も感情を持っている以上、 人間のよう に 寂 し さ を 感 じ た り、 癒 さ れ た く

なるだろう。 その時、 人間は 逆 に ロ ボ ット の 面 倒 を 見 な け れ ば な ら な く

な って 人 間 の 世 界 は も っと 混 乱 す る だ ろ う。

(日 本 語 検 定 試 験 研 究 会 「 雑 文 集 」 に よ る )

8 人間はなぜ感情を持っているロボットを作り出そうとするか。

1  何 か に 頼 って 寂 し い 他 人 を 癒 そ う と 考 え て い る か ら
2  何 か に 頼 って 寂 し い 自 分 を 癒 そ う と 考 え て い る か ら
3  何 か に 頼 って 忙 し い 他 人 を 助 け よ う と 考 え て い る か ら
4  何 か に 頼 って 忙 し い 自 分 を 助 け よ う と 考 え て い る か ら

(9) こ う き ょう き ょく かん そ ふ めん

 ベートーベンの交 響 曲 は簡素な譜面ですが、 内容的に強いですね。

えんそう

演奏する時は自分の情感が強くないと、 変なものになります。 気力が衰

えたベートーベンなんて聴くにたえないですよね。 第五番「運命」の第一

が く し ょう

楽 章 なんか、 相当な精神的なエネルギーが必要です。 だから第一楽章

ひといき

を演奏した後は、 大概一 息 つ い て ま す よ。 一 息 つ か な い 楽 員 は、 ち ゃん

と弾いていないんですよ。

57

おとろ

9 「気力が 衰 えたベートーベンなんて聴くにたえない」とは、 なぜか。

1 ベートーベンの創作した楽曲には、 無気力のものもあるから
2  無 気 力 で 演 奏 し た ベ ー ト ー ベ ン の 曲 は 聞 く に 値 し な い か ら
3  気 力 が 弱 ま った ベ ー ト ー ベ ン の 演 奏 を 聴 き た く は な い か ら
4 「運命」を演奏するときにしか、 相当なエネルギーを必要としないから

(10)

                       社 会 の 中 で よ い 人 間 関  係 を 作 り 、 上 手 に 人 と 付  き 合 っ て い く た め の                      

ち しき めだ

知識と技術を子供たちに教える 小 学 校 が 目 立 って き た そ う で す。 例 え

ば、 学校の授業で「上手な誘い 方」と「上手 な 聞 き 方」の ポ イ ン ト を 教

たが じっさい

え、 子供たちがお互いに誘 った り 誘 わ れ た り と い う こ と を 実 際 に や っ

おし

てみるのだそうです。 先生たちの中には、 こんなことまで教えなけれ

ばならないのか、 と驚く人もいるようです。

きん じょ

 以前は人と付き合っていくた め の 知 識 や 技 術 は、 家 族 や 近 所 の 人 た

まな

ちとの付き合いから学ぶことができました。 しかし、 以前と比べて家

にんずう へ

族の人数が 減 り、 ま た 近 所 と の 付 き 合 い も 少 な く な って い る こ と か

まな

ら、 こういうことを学ぶ こ と が で き な く な って い ま す。 そ れ で、 こ の

ち しき

ような知識と技術を教えなければならないのです。

(読 売 新 聞 に よ る )
                                  

10 「驚く人もいるようです」とは、 なぜか。

ないよう

1  今 の 学 校 で 教 え る 内 容 は 以 前 と 違 って き て 理 解 で き な い か ら で す。
かんけい

2 教科書とまったく関係がないものを教えるので、 困っているからです。
ひろ

3 テストとしてやっているのに、 どの学校にも広がるのはおかしいから

です。

あき

4 今の先生は親たちが 教 え る は ず の も の を 学 生 に 教 え る な ん て と 呆 れ

るからです。

58

四、事物内容

●题型特点

主 要 是 考 查 “5W1H”的 考 题 。所 谓 “5W1H”指 的 是 一 篇 文 章 中 所 交 代 的
何时(When)、何地(Where)、何 人 (Who)、何 事 (What)、何 因 (Why)、如 何
(How)等 要 素 。

其 中 考 查 原 因 、理 由 的 题 型 在 前 一 章 节 已 介 绍 。
此 外 ,因 为 考 查 时 间 和 场 所 的 基 本 上 都 是 以 指 示 词 形 式 出 现 的 ,所 以 有
关 解 法 请 参 考 “指 示 词 ”章 节 。
下面介绍其余的题型。

(一 )考 查 出 场 人 物 、时 间 、场 所 等 。

●常见提问形式

◎ ~は/とはだれか。
◎ ~とあるが、 どの人か。
◎ この人とはだれのことか。
◎ ~とあるがいつのことか。
◎ ~とあるが、 どこを指しているか。
◎ ~はどんなところを言っているか。

●解法

1.先 阅 读 和 理 解 提 问 句 ,特 别 要 注 意 「 △ △ は/が 」 「 △ に/を 」 等 表 达 形 式 。
2.速 读 文 章 ,留 意 文 章 中 的 出 场 人 物 。
3.找出和提问句相关的人物,并 将 选 项 的 句 子 和 从 文 章 中 找 出 来 的 部 分 作

对 比 ,确 定 正 确 答 案 。
※下画线句子中没有出现“某 某 人”时,原 则 上 均 为 包 括 笔 者 在 内 的 第 一 人

称,即“我”或“我们”。另外 还 要 注 意 笔 者 借 孩 子 口 吻 的 自 称,譬 如 文 章 中
的 “爷 爷 、奶 奶 、爸 爸 、妈 妈 ”等 表 示 第 一 人 称 (包 括 笔 者 自 己 )。

59

◎ 例题1

さっ

 「昨日までお父さんと一緒だったよ。 あいかわらず元気元気。 今日は札

ぽろ

幌だって言ってた。 」

 「明日、 永さんに会いますけど、 何か言っておくことありますか。 」

き ょう つ う

 忙しい父親は、 直接顔を合わせることより、 共 通の知り合いを通じ

おき なわ

て、 その言 動 を 知 る こ と が 多 い。 昨 日 沖 縄 で 一 緒 だ った、 と 言 わ れ れ

あば しり

ば、 そうか、 沖縄 に い る の か、 と 思 い、 こ の 間 網 走 で お 見 か け し ま し

あば しり

た、 と言われれば、 そうか、 網走にいたのか、 と思って、 (後略)

(永 千 絵 『 い つ も の 場 所 で 』 に よ る )

1 「なにか言っておくことありますか」とあるが、 だれにだれのことば
を伝えるか。

1 筆者の父親に、 筆者のことばを伝える。
2 筆者の父親に、 知り合いのことばを伝える。
3 筆者に、 筆者の父親のことばを伝える。
4 筆者に、 知り合いのことばを伝える。

【答 案 】1  

【解 析 】

き ょう つ う

注意「忙しい父親は、 直接顔を合わせることより、 共 通の知り合い

を通じて、 その言動を知ることが多い」这句话中的「共通 の 知 り 合 い」(我

和父亲都认识的熟人)。“父 亲”很 忙,经 常 在 外 面,要 想 知 道 父 亲 的 近 况,只

有 等 “熟 人 ”见 到 笔 者 时 才 能 够 知 道 ,当 然 ,如 果 “父 亲 ”想 知 道 自 己 的 孩 子 即

笔 者 的 近 况 ,同 样 只 能 等 见 到 “熟 人 ”才 能 了 解 。所 以 文 章 开 头 的 两 句 话 就 是

“熟人”提供的信息,关于谁的 信 息 呢?可 以 从「お 父 さ ん」 这 个 称 呼 中 知 道。

只有“熟人”当 着 别 人 的 孩 子 面 提 及 其 父 亲 时 才 这 样 称 呼,显 然 这 里 的 “爸

爸”就是指笔者的父亲。这样一 来,「何 か 言 って お く こ と あ り ま す か」 的 意

思就是“你(笔者)有什么 话 要 我 带 给 你 父 亲 吗?”也 就 是 说 “熟 人”把 笔 者 要

说 的 口 信 带 给 笔 者 的 父 亲 ,所 以 选 项1符 合 。如 果 把 提 问 改 成 「 だ れ が だ れ に

だれのことを伝えるか」就 更 容 易 理 解 了,那 么 答 案 就 是「知 り 合 い が 筆 者

の父親に、 筆者のことばを伝える」。

【译 文 】
“昨 天 我 还 跟 你 父 亲 在 一 起 呢 。他 还 是 老 样 子 ,身 体 很 健 康 。据 他 说 今 天

60

在 札 幌 。”
“明 天 我 要 见 永 先 生 ,有 什 么 需 要 我 传 达 的 话 没 有 ?”
我很难直接见到整天忙碌 的 父 亲,平 时 总 是 通 过 我 和 父 亲 俩 都 认 识 的

熟 人 得 知 他 的 消 息 和 行 踪 。譬 如 有 人 跟 我 说 “昨 天 在 冲 绳 见 到 了 你 爸 ”,我 才
知 道 父 亲 在 冲 绳 。又 譬 如 有 人 告 诉 我 “我 在 网 走 见 到 了 你 爸 ”,我 才 知 道 父 亲
这 会 儿 在 网 走 。(后 略 )

1 文章中有「なにか 言 って お く こ と あ り ま す か」的句 子,是 指 向 谁 传 递
谁的口信?

1  向 笔 者 的 父 亲 传 递 笔 者 的 口 信
2  向 笔 者 的 父 亲 传 递 熟 人 的 口 信
3  向 笔 者 传 递 笔 者 父 亲 的 口 信
4  向 笔 者 传 递 熟 人 的 口 信

(二 )语 句 释 义 。
既有对关键词的理解,也 有 对 关 键 句 的 理 解。出 题 形 式 既 有 画 线 题,也

有非画线题。
所谓释义题,就是要求对文 章 中 使 用 的 词 语 或 短 句 的 具 体 含 义 等 进 行

说 明 的 题 目 。这 些 关 键 词 或 关 键 句 有 的 具 有 特 殊 的 含 义 ,或 者 与 我 们 所 知 道
或 理 解 的 含 义 有 所 不 同 ,在 笔 者 的 文 章 中 具 有 特 殊 意 义 。

●常见提问形式

◎ 文中の~とは/というのは何か。
◎ 筆者の考える~とは何か。
◎ ~というのは、 どういう意味か。
◎ ~とあるが、 これはどういう意味か。
◎ ~とはどのようなことか。

●解法

1.理 解 并 记 住 提 问 句 。
2.从文章中寻找与提问句中的 词 句 意 思 相 同 或 相 近 的 句 子,注 意「~ と は/

と い う の は ~ で あ る 」「 ~ と い う も の だ 」「 ~ を ~ と 呼 ぶ/称 す る 」 等 表 示
释义的表达形式。

61

3.理解找出来的语句的意思,对照选项选出与此意思最接近的作为正确答案。

◎ 例题2

わせだ さいとうゆう き

 プロ野球ドラフトのニュースを 興 味 深 く 見 た。 早 稲 田 大 学 の 斉 藤 佑 樹

投手を始め、 指名選手が重圧と闘いながらも、 プロへの第一歩を踏み出

そうとする姿に胸が躍る。

 私も一生懸命に就職活動に取り組んだが、 志望した会社の最終面接で

かっとう

落ちてしまった。 悔 し さ や 葛 藤 も あ った が、 自 分 を 評 価 し、 内 定 を 出 し

てくれた会社で頑張ろうと決めた。 舞台は違えど、 心がけ次第で夢は実

現できると思ったからだ。 プロ野球で挑戦し続ける同世代の姿を胸に、 が

むしゃらに頑張るつもりだ。

(三 井 晃 子 「 夢 実 現   心 が け 次 第 」 に よ る )

2 文の中の「舞台」とは何を指しているか。

1  プ ロ 野 球
2  志 望 し た 会 社
3  内 定 し た 会 社
4  就 職 活 動

【答 案 】3  
【解 析 】

笔者在他想进的公司举办 的 面 试 中 失 败 了,最 后 决 定 进 内 定 的 公 司 工

作。虽然公司(工作场所)不 一 样 了,但 笔 者 仍 然 决 心 好 好 努 力。所 以 这 里 的

「 舞 台 」 指 经 内 定 录 用 笔 者 的 那 家 公 司 。「 舞 台 は 違 え ど 」 相 当 于 「 内 定 し た 会

社は希望した会社と違うけれども」的意思。

【译 文 】
我饶有兴趣地观看了职业 棒 球 选 拔 赛 的 电 视 新 闻。早 稻 田 大 学 的 齐 藤

佑树投手以及其他提名选手 虽 然 有 很 大 的 压 力,但 为 了 向 职 业 棒 球 运 动 迈
出 第 一 步 而 拼 尽 全 力 ,我 为 他 们 的 努 力 感 到 兴 奋 不 已 。

我 也 在 为 找 工 作 拼 命 努 力 ,但 在 我 想 进 的 公 司 的 最 终 面 试 中 落 选 了 。虽
然 感 到 懊 恼 ,心 里 也 很 纠 结 ,但 我 还 是 决 心 进 内 定 录 用 我 的 那 家 公 司 好 好 表
现自己。虽然舞台变了,但我 相 信,只 要 自 己 好 好 努 力,梦 想 总 归 能 实 现。我
要 以 那 些 在 职 业 棒 球 中 不 断 发 起 挑 战 的 同 龄 人 为 榜 样 ,努 力 工 作 。

62

2 文章中的「舞台」指什么?
1  职 业 棒 球
2  想 进 的 公 司
3  内 定 的 公 司
4  求 职 活 动

63

●单元练习(短篇文章10篇)

(1)
き しゅ

 戦後文学の旗手として、 現代に深く根ざした作品を精力的に発表して
きた作家の大江健三郎氏(59)が、 1994年 度 の ノ ー ベ ル 文 学 賞 に 決 ま った
と、 13日、 ス ウ ェー デ ン ア カ デ ミ ー が 発 表 し た。 授 賞 式 は12月10日 ス
トックホルムで行われる。 賞金 は7百万 ス ウ ェー デ ン ク ロ ー ネ(約9千5百
万円)、 日本人作家のノーベル文学賞は、 1968年の故川端康成氏に続き二
人目。 日本人の ノ ー ベ ル 賞 受 賞 は、 物 理 学 の 故 湯 川 秀 樹 氏 か ら 数 え て8
人目である。

(「 朝 日 新 聞 」 に よ る )

1 大江健三郎氏の受賞はいつから世間に知られたのか。
1 1994年10月10日
2 1994年12月10日
3 1994年10月13日
4 1994年12月13日

(2)
 ホームヘルパーは訪問介護員とも呼ばれる。 主な仕事は、 精神的およ
び身体的な障害を持ち、 日常生活に支障をきたす高齢者や障害者、 障害
児などのサポート。 具体的には、 直接その家庭を訪問して入浴の介助や
食事の調理、 掃除などの家事のサポートを行う。
 特別な資格は必要としないが、 介護·介助する範囲が広いため、 一定
時間研修を受けて か ら 従 事 す る の が 一 般 的。 た と え ば、 1級 の ホ ー ム ヘ
ルパーを目指すには、 230時間の研修時間が必要とされている。

2 ホームヘルパーの仕事は何か。
1  日 常 生 活 の サ ポ ー ト
2  家 庭 訪 問
3  医 療 業 務
4  対 話 に よ る 精 神 安 定

64

(3)

 お手伝いさんを雇おうと思ったが、 夫は首を縦に振らなかった。

かに

 うちは今月から共働きをするこ と に な った。 不 景 気 で 夫 の 給 料 は 蟹 の

よこ ば うなぎ のぼ

ように横這い、 お ま け に 物 価 は 鰻 登 り、 こ れ で は と て も や って い け な

い。 私もうちで三食昼寝つきの主婦業 を や って い た い の だ が、 重 い 腰 を

上げて、 スーパーのレジを始めた。 こ の 年 で 一 日 中 立 ち っぱ な し は 応 え

る。 家に帰ると足腰が痛くて何をする気にもなれない。 だからお手伝い

さんを、 と言ったのに、 「それを贅沢だ」と言わんばかりに反対する。

 夫ときたら、 考え方が古くて困ってしまう。

3 「重い腰」とあるが、 この文ではどういう意味で使われているか。

1  体 重 が 増 え た。
2  働 く の が 面 倒 だ。
3  働 く 力 が 十 分 あ る。
4  腰 が 曲 が って し ま った。

(4)
 高齢化や過疎化が各地で進み、 「限界集落」と呼ばれる地域が増えてい

る。 しかし、 嘆くだけでは何も始まらない。

とくしま ち ゅう さ ん か ん かみ かつ まち

 同じ徳島県内でも、 中 山間地域にある上勝町が木の葉や小枝のつぼ

みなど、 料理 に 添 え る「つ ま も の」を ブ ラ ン ド 化 し、 町 お こ し に つ な げ

やまあい

た。 山間の地でおじいちゃんやおばあちゃんが元気だ。

ひ けつ だんかい

 元気の秘訣は「自分たちにしかできないこと」が明確なことだ。 団塊の

世代が相次いで定年や還暦を迎え た が、 パ ワ ー が あ って、 経 験 も 豊 富 な

人材をどんどん生かすべきだ。

 70歳になって も、 80歳 に な って も「人 生 こ れ か ら が 本 番」。 ジ ョギ ン グ
が好きな私もそんな先輩たちを見習って、 いつまでも走り続けたい。

(山 田 悟 「 高 齢 者 の 力 と 経 験   ど ん ど ん 生 か そ う 」 に よ る )

4 還暦を迎えた筆者が先輩から習いたいのは何か。

1  町 お こ し の 精 神
2  料 理 の 活 用
3  元 気 な 生 き 方
4  長 寿 の 秘 訣

65

                          (5)                           
 30年以上前、 会社の運動会 に 参 加 し ま し た。 入 社 し た ば か り で、 新 人
の義務である「応援団」を命じられ、 同期とともに、 毎日、 仕事の後に屋
上や会議室で作戦を練り、 練習に励みました。
 会社にとっては、 新人の士気を高 め、 職 場 へ の 忠 誠 心 を 高 め る 狙 い が

おも わく

あったのでしょう。 思 惑 通 り、 私 た ち は、 ま る で 部 活 に 打 ち 込 む 学 生 の
ように、 目標に向け、 結束していきました。
 毎年の社内運動会で、 上司や他部署の社員と交流できたことは、 会社生
活を豊かにしてくれました。 今の企業は、 そんな余裕はないようですが、
現在の社会も、 当時のような活気を取り戻してくれればと思います。

(川 上 幸 子 「 新 人 社 員 が 結 束 」 に よ る )

5 「応援団」に参加することによって得たものは何か。
1  職 場 へ の 忠 誠 心 が 高 ま った。
2  社 員 の 士 気 が 高 ま った。
3  上 司 や 社 員 と 交 流 で き た。
4  選 手 た ち と 交 流 で き た。

(6)
                           2 01 8 年1 0 月 1日 
お客様各位

(株 )牛 久 株 式 会 社
代表取締役社長 大江健三郎

拝啓
 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のお
引き立てにあずかり、 厚く御礼申し上げます。
 さて、 ご好評 を い た だ い て お り ま すCAC 除 湿 機 に つ き ま し て、 こ
の度、 新機種が開発されましたので、 ご案内いたします。 このCAC 型
は除湿機能を十分保証しつつ、 除菌機能を加えました。 さらにオプシ
ョン装備となりますが、 芳香機能を加えることも可能になりました。
 より快適、 より健康な家庭生活のため、 ご検討をお願いいたします。
 なお、 サービスの内容の詳細および料金については別紙のとおりと
な って お り ま す。

敬具

66
                                  

6 新型 CAC 除湿機の機能はどういうものか。                                                                                      
1  除 菌 機 能 も 標 準 装 備 さ れ た。
2  除 湿 機 能 が 一 段 と 強 化 さ れ た。
3  芳 香 機 能 が 標 準 装 備 さ れ た。
4 除湿機能を抑え、 除菌機能を向上させた。

(7)
 送 信 者 : サ ク ラ ソ フ ト 開 発    営 業 部                  
日   時 :2018年9月25日  9:00
宛   先 :文 具 教 育 資 材 販 売 各 位
件   名 :デ ジ タ ル 教 材 の 展 示 会

拝啓  紅 葉 の 季 節、 貴 社 ま す ま す ご 繁 栄 の こ と と お 喜 び 申 し 上
げます。
 さて、 皆様ご案内のとおり、 デジタル教材の開発により、 教育が一
変しようとしています。 今日はその一端をご紹介するとともに、 小社
展示場へのご来場をお願いいたす次第です。
 デジタル教材が注目されているのは何と申しましても、 子どもたちが
楽しみながら学べる点です。 漢字もゲーム感覚で自己採点しながら覚え
られます。 先生方も採点の手間が省け、 その分、 生徒と接する時間が増
えます。 それに従来の黒板方式の授業ですと、 大きな声の子ども、 積極
的に手を挙げる子どもが中心になり、 授業が展開されてきました。 しか
し、 これからは一人っ子やおとなしい子どもも授業に参加できるようにな
ると、 保護者の間でも好評です。
 展示場では各教科のデジタル教材を使用することができます。 みな
さまのご来場をお待ちしております。

  時 間 :平 成30年10月1日 ~7日 (10:00~18:00)
  場 所 :東 洋 デ パ ー ト 展 示 場
 TEL:02-3245-6677

 サクラソフト開発
 営業部 山崎由香里

67
                                  

7 デジタル教材についておとうさん、 おかあさんが期待しているのは
どの点ですか。

1  子 ど も が 喜 ん で 学 校 に 行 く よ う に な る 点
2  子 ど も が 性 格 に 関 係 な く 学 力 が 付 け ら れ る 点
3  子 ど も と 先 生 の コ ミ ュニ ケ ー シ ョン が 深 ま る 点
4  子 供 が 自 分 の こ と を 自 分 で す ま す よ う に な る 点

(8)

をの示感展感の すら れ 動か   れ生 

作 価 で 覚 示 覚 あ 、こ 大 は 物 ら 観 る 態 動
り 値 は を は を り れ き 他 を 隠 客 よ 的 物
出 を 動、 生 無 思 方 ま な の 観 さ と う 展 の
そ 無 物 み 意 い で で 声 観 察 れ 動 に 示 生せ
う 意 が 出 識 出 す の で 客 す 、観 物 な が
と 識 生 し に し サ。 動 話 の る 客 を り 日 い
し に き て 動 て ル 物 し 姿 よ は 隔へ ま 本
て 感 る い 物 く 山 園 な が う 端は し の 息そ
い じ こ た に だ に の が 丸ま な だ た 動 く
ま 取 と の 対 さ 餌え 展 ら 形 し 物
す れ の で し い 示 動 る に て 。 園 地ち
る 意 す て こ。 さ と 物 な か る で の
。 よ 味 。生 優 れ は を 見(注 み り ら 堀ほ も 環
う や 態 位 ま を 正 見 )え ま 少 取
な 自 的 に で 放ほ 反 下 す し り り 境
体 然 展 立 の 対 ろ で こ。 見 入
験 つ う 上 は れ を
堀、 げ 植、 ら
り の て 物 再
投な 上 で
げ か 視し 現
る 界か












まる み

(注 )丸 見 え :姿 が す っか り 見 え る こ と

8 「動物を見下ろす」とは、 文章の中でどのようなことを言っているか。

1 堀の上に立って、 大きな声で話しながら動物を楽しませること
か ん し ょう も の

2 人間が優位に立って動物を鑑 賞 物として楽しむこと
3  動 物 の 生 息 地 の 環 境 を 再 現 す る 生 態 的 展 示
4  今 ま で の 動 物 園 で 行 な わ れ た 動 物 展 示 の 姿

68

(9)

                                Da te : W ed .0 3.2 0 18   11 :1 2                                                     

From:Suzuki@good.coj.p  
To:Yoshikawa@good.coj.p

大阪支社営業課

吉川英二 様

大阪ビジネス新聞社より、 本社開発部で試作中の新型電気自動 RXOに
ついて取材の申し込みがありました。 次の要領に従い、 適正に対応して

ください。

1.希 望 取 材 日    2018年12月10日
2.取 材 内 容      RXOの デ ザ イ ン 及 び 性 能 と 発 売 予 定 日
3.取材担当   大阪 ビ ジ ネ ス 新 聞 編 集 部   細 川 美 恵 (編 集 次 長)他
一名

4.注 意 事 項       (1)イ ン タ ビ ュー に よ る 音 声 取 材 に 限 る
(2)文 書 資 料 の 開 示 及 び 写 真 撮 影 に は 応 じ な い

5.そ の 他         発 売 日 に つ い て は 極 秘 事 項 に 属 す る

以上
本社広報課 鈴木光一
                                  

9 新開発中のRXOについて細川記者が取材できるのはどれか。
1  図 案 資 料 の 開 示
2  製 品 の 性 能
3  発 売 日
4  設 計 図

(10)
 私たちは「世間」の中で生きている。 そのことは大人の日本人なら誰で
も知っている。 しかしその「世間」が ど の よ う な も の な の か を 客 観 的 に 説
明してくれた人はいないのである。 私たちは自分の人生のある段階で

ちえ

「世間」の中にいる自分を発見し、 その中で生きて行く知恵を周囲の人々
の行動を見よう見まねで学び取りながら自分で考え出して行くしかな

たてまえ

い。 学校教育の中で教師たちが私たちに教えてくれたことは皆建前だけ

69

であった。 個性的に 生 き な け れ ば な ら な い こ と、 友 情 を 大 切 に す る こ

と、 人には親切にすること、 正 し い と 思 った こ と を 勇 気 を 持 って 発 言 し

せい ぎ し ょう り おさ かく しん

てゆくこと、 正義は必ず最後には 勝 利を収めることなのだから、 確信

をもって行動すること、 自 由 こ そ も っと も 大 切 な も の で あ る こ と な ど、

これらの教えは皆正しいものであ った が、 こ の よ う な 行 動 を す る た め に

必要な知恵は教えられなかったの で あ る。 今 で も 子 供 の 自 主 性 を 尊 重 せ

よとか、 自由を守ることが大切だと言われているが、 一体そのような自

由がどこにあるのかをまず問わなければならない状況なのである。 いわ

ばわが国の教育は一番大切なことは抜かして建前だけを教えてきたので

わか

ある。 その一番大切なことは自分が「世間」に出たときに解るものとされ

わか

ている。 そのことを解っている人を大人と言うのである。

(阿 部 謹 也 『「 教 養 」 と は 何 か 』 講 談 社 に よ る )

10 「一番大切なこと」は何か。

1  世 間 で 生 き て ゆ く 知 恵
2  個 性 的 に 生 き て ゆ く 方 法
3  子 ど も の 自 主 性 を 尊 重 す る 意 識
4  人 間 と し て の 自 由 を 守 る 権 利

70

五、正误判断

●题型特点

正误判断题又称是非题,主 要 考 查 题 目 提 问 选 项 对 文 章 内 容 的 转 述 是
否 真 实 、解 释 正 确 等 。主 要 针 对 以 下 两 个 方 面 进 行 提 问 :

1.针 对 文 章 的 题 目 、主 题 的 提 问 。
2.针 对 文 章 的 细 节 的 提 问 ,有 画 线 题 和 非 画 线 题 。
正误判断题的出题形式主要有两种:
1.段 落 正 误 判 断 题 ,解 答 信 息 集 中 在 某 个 段 落 里 。
2.篇 章 正 误 判 断 题 ,解 答 信 息 涉 及 整 篇 文 章 ,但 重 点 多 数 放 在 考 查 文 章
的 中 心 思 想 或 笔 者 的 观 点 、看 法 等 方 面 。此 考 题 主 要 集 中 在 短 篇 文 章 或 中 篇
文章里。

●常见提问形式

◎ ~の最も適当な説明はどれか。
◎ ~説明として正しいものはどれか。
◎ この文章の内容と合っているものはどれか。
◎ この文章の内容と合わないものはどれか。

●解法

1.先 阅 读 和 理 解 提 问 句 ,看 清 题 目 是 判 断 正 确 的 选 项 还 是 错 误 的 选 项 ,但 日
语能力考试的绝大部分题目都是判断正确的选项。

2.如果提问是要求对关键句(画 线 题 或 非 画 线 题)的 说 明 进 行 判 断,那 么 就
要在阅读文章时注意该关 键 句 前 后 的 文 字 内 容。如 果 是 提 问 信 息 集 中 在
某一段落中,那么就要细 读 相 关 段 落。提 问 涉 及 全 文 时(短 篇 文 章 居 多),
要 梳 理 文 章 ,把 握 文 章 的 中 心 思 想 。

3.对 照 选 项 ,只 要 一 个 条 件 不 符 合 就 可 以 排 除 。有 的 选 项 要 么 只 有 前 半 句 符
合 ,要 么 只 有 后 半 句 符 合 ,这 些 选 项 都 可 排 除 。

71

◎ 例题

 二酸化炭素の排出が少な い 社 会 の こ と を 低 炭 素 社 会 と い う。 2007年5
月に政府が発表した「クールアース50」におい て、 生活 の 豊 か さ の 実感 と
二酸化炭素の排出削減が同時に達成できる社会の姿として提唱された。
2008年7月には、 低炭素社会へ の 具 体 的 な 道 筋 を 示 し た 行 動 計 画 が 閣 議
決定されている。
 今、 進められつつある「温室効果ガスの排出量取引」は低炭素社会を実
現するためのストラテジーの一つであると言えよう。 これは国や企業ご
とに温室効果ガスの排出枠を定め、 枠 が 余 った 国 や 企 業 と、 枠 を 超 え た
国や企業との間で取引をする制度である。

(「 現 代 用 語 の 基 礎 知 識 」 自 由 国 民 社 に よ る )

1 低炭素社会の説明として正しいものはどれか。

1 生活の豊かさより、 二酸化炭素削減を優先させる社会
2  生 活 の 豊 か さ も 二 酸 化 酸 素 削 減 も い ず れ も 犠 牲 に し な い 社 会
3  「 温 室 効 果 ガ ス 排 出 取 引 」 が 成 立 し て は じ め て 実 現 す る 社 会
4  「 温 室 効 果 ガ ス 排 出 取 引 」 に 頼 ら ず に す む 社 会

【答 案 】2  
【解 析 】

「二 酸 化 炭 素 の 排 出 が 少 な い 社 会 の こ と を 低 炭 素 社 会 と い う 」,这 是

对 “什 么 是 低 碳 社 会 ”的 释 义 。实 现 这 一 目 标 的 前 提 是 「 生 活 の 豊 か さ の 実 感

が 達 成 で き る 社 会 」 即 让 人 们 的 生 活 逐 步 富 裕 起 来 。两 者 缺 一 不 可 。

【译 文 】
人 们 把 二 氧 化 碳 排 放 量 少 的 社 会 称 作 低 碳 社 会 。在2007年5月 政 府 发 表

的“美丽星球50”的构想中,倡 导 同 时 实 现 让 人 们 实 际 感 受 到 生 活 富 裕 带 来
的实惠和减少二氧化碳排放的 双 重 目 标。2008年7月,标 志 着 低 碳 社 会 具 体
措施的行动计划在内阁会议上得以通过。

可 以 说 目 前 正 在 推 进 的 “温 室 效 应 气 体 排 放 规 定 ”即 碳 排 放 规 定 是 为 实
现低碳社会推出的战略之一。碳 排 放 规 定 是 按 国 家 和 企 业 制 定 相 应 的 排 放
指标,未超过指标的国家和 企 业 与 超 过 指 标 的 国 家 和 企 业 之 间 进 行 买 卖 合
作的一项制度。

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1 作为对低碳社会的说明,正确的是哪个?
1  比 起 生 活 的 富 裕 ,优 先 考 虑 二 氧 化 碳 减 排 的 社 会
2  实 现 发 展 经 济 和 二 氧 化 碳 减 排 双 赢 的 社 会
3  建 立 “碳 排 放 规 定 ”机 制 之 后 的 社 会
4  不 用 依 赖 “碳 排 放 规 定 ”的 社 会

73

●单元练习(短篇文章10篇)

(1)
 主治医の治療法に疑問を感じたため、 大学病院などでセカンドオピニ
オン外来を受けることにしたと、 最 近、 大 き な 病 気 を し た 友 人 が 言 って
きた。 これは、 診断内容や治療法などについて、 主治医からの情報をも
とに別の医師の意見を聞くものだ。
 しかし、 友人が調べた大学などでは、 そのた め の 費 用 が 相 談 時 間30分
で2万円を超す と こ ろ が 多 い こ と が 分 か り、 結 局、 友 人 は 費 用 の 問 題 で
受けるのを諦めたという。
 セカンドオピニオンは、 診察や治療を伴わず、 保険の適用外なので費
用が多少かかるのは致 し 方 が な い が、 30分 で2万 円 を 超 す の は 高 す ぎ る
ように思う。

(大 石 さ ち こ 「 セ カ ン ド オ ピ ニ オ ン 料 を 安 く 」 に よ る )

1 「セカンドオピニオン」についての説明として正しいものはどれか。

1  別 の 病 院 に 移 って 治 療 す る こ と
2  別 の 医 師 に 治 療 法 を 相 談 す る こ と
3  今 の 病 院 で 別 の 科 に 移 って 治 療 す る こ と
4  今 の 医 師 に 別 の 治 療 法 を 求 め る こ と

(2)
おきて

 各国特有の習慣、 掟 の違いを知り、 それを尊重することが、 寛容と

(注1)

いうものだ。 ナチスにとらえられたユダヤ人は、 豚を食うのを拒むこと

えんてん か

で自分を支えた。 炎天下に遠くからガンジス河の聖水を汲みに来るイン

あが

ド人は、 そこを霊地と崇めることで生を意味あるものにしている。 一見

あざけ み ゃく う

不合理な彼らの信仰を 嘲 る権利はだれにもない。 民族に 脈 打つ見えな

(注2)

い価値の体系こそ、 文化だからだ。 今、 日本人はそういう見えない価値

を 持 って い る だ ろ う か。

(小 笠 原 信 之 氏 の 文 に よ る )

おきて

(注1)掟 :決まり、 これまでの慣例
み ゃく う

(注2)脈 打つ:精神的に生き生きと働くこと

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2 筆者が言っている「文化」の説明として最も正しいものはどれか。                                                                        
1  民 族 特 有 の 習 慣 を 尊 重 す る の が 文 化 で あ る。
2  ユ ダ ヤ 民 族 が 動 物 を 食 う の を 拒 む の も 文 化 で あ る。
3  見 え な い 価 値 体 系 を 持 つ の が 日 本 の 文 化 で あ る。
4  あ る 民 族 の 不 合 理 に 見 え る 信 仰 も 文 化 で あ る。

(3)
 各 位                                

お知らせ

 業 務 提 携 を し て い ま す 株 式 会 社 カ レ ン コ ン サ ル テ ィン グ 主 催 の
【「業務モデリング」による生産性の 向 上 と き っか け 作 り】セ ミ ナ ー が
開催されます。
 先行き不透明な日本経済で、 企業は生き残りをかけて、 これまでに
ないコスト削減を強いられています。 営業·開発·製造·管理などの部

ばっぽん てき

門を問わず、 抜 本 的 な 業務 の 効率化 が 叫 ば れ て い ま す。 業 務 は 減 ら
ず、 複雑化するものの、 時間短縮で改善の時間もない。 現状業務にき
ちんと向き合い、 何を·どう改善し、 自社を利益体質に変革をしてい
けば良いか? 限られた時間をより効率的に使い、 現状の業務を見える
よ う に す る こ と (モ デ リ ン グ )が 変 革 の 成 功 要 因 で す。

■ 日 程 :2月25日 (金 )
■時間:14時~16時(開場:13時半、 受付:13時半~14時、 閉場16時半)
■ 料 金 :参 加 費   無 料
■ 定 員 :25名 (先 着 順 )
■会場:ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 研修室

 詳細、 お申込みは、 株式会社 カ レ ン コ ン サ ル テ ィン グ ホ ー ム ペ ー ジ
を確認してください。

(wwwj.usnet.coj.pに よ る )

3 このセミナーを申し込む対象に合っているのはどれか。
1 開発部に所属し、 業務の効率化を考えている人
2 会社の上層部におり、 人員の削減を考えている人

75
                                  

3 業務を減らし、 時間短縮を考えている人
4 業務を見直し、 自社を利益体質に変えることを考えている人

(4)
 最近、 日本人は昆虫を食べることを し な く な った。 若 い 人 た ち は ほ と

んど食べたことがないだろう。 せいぜいイ ナ ゴのつくだ煮を知っている
(注1) (注2)

程度で、 もし出されても味わうこともしないのが普通である。

はち かいこ さなぎ せみ

 しかし、 昔は蜂の子や 蚕 の 蛹 や蝉などいろいろなものを多量に食べ

ていた。 熱帯の原住民の生活をみると、 過去の時代を想像することがで

きる。

こくもつ ほろ

 昆虫食も一つの文化なのである。 この文化は肉や穀物に負けて滅びて

しまった。 今 日 の 子 供 た ち の 舌 は、 カ レ ー ラ イ ス、 ハ ン バ ー グ、 ス パ

ゲッティなどの限られた 味 覚 し か 受 け 付 け な い。 昔 に あ った 多 様 な 食 文

化を知らない。

(注1)イ ナ ゴ :昆 虫 の 名 前
(注2)つ く だ 煮 :料 理 の 名 前

4 熱帯の原住民の文化に合っているのはどれか。

1  多 種 多 様 な 食 文 化
2  肉 食 文 化
3  穀 物 文 化
4  昆 虫 食 文 化

(5)
 地上デジタルテレビなど、 電子機器のデジタル化が進んでいます。 視

覚障害者の機器でも同様ですが、 福祉行政が追いつかず、 その恩恵を十

分享受できていません。

 私は図書館で視覚障害者のために録音テープをデジタル化していま

すた

す。 録音テープは、 今や日本を含め世界で廃れつつあり、 「DAISY」と呼
ばれる音声テープをCD-ROMに圧縮収録した図書の普及が 進 ん で い ま
す。 DAISYは、 好きな時に好きなページ や 章、 節 を 開 け、 聴 き 終 わ った
ところに「しおり」をつければそこから再び聴けるなど、 健常者と同じ感

覚で「読書」できます。

(高 木 東 「 視 覚 障 害 者 用 図 書 機 器 も 充 実 を 」 に よ る )

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5 この文の内容に合っているものはどれか。
1  電 子 機 器 の デ ジ タ ル の 恩 恵 は 視 覚 障 害 者 に は も う 及 ん で い る。
2  視 覚 障 害 者 の 機 器 の デ ジ タ ル 化 は ま だ 手 付 か ず の ま ま で あ る。
3  録 音 テ ー プ の デ ジ タ ル 化 は 必 ず し も 視 覚 障 害 者 向 き と は い え な い。
4  ア ナ ロ グ 的 な 録 音 テ ー プ は い ま だ に 日 本 で も 世 界 で も 使 用 者 が 多 い。

(6)
 あなたが痩せたいということは本当だと思います。 でも、 どのように

こと

痩せたいかによって、 その ア プ ロ ー チ の 方法 は 大 き く 異 な って き て し ま
います。
 例えば、 発展途上国で食料が不足している地域の方のように痩せたけ
れば、 食べる量を 思 い 切 り 減 ら す だ け でOKで す。 逆 に 言 え ば、 食 べ る

し ぼう

量を思い切り減らせば、 食料が不足している地域の方のように体の脂肪

きんにく

が落ちるだけでなく、 筋肉も落ちてしまいます。
 あなたは、 このよう に 不健康 に 痩 せ た い で す か。 … 当 然、“NO”で す

し ょく せ い げ ん

ね。 ですから、 不健康に痩せるのが嫌な場合は、 無理な 食 制限はやめま
しょう。 ただ単に食べる量 を 減 ら す の で は な く、 健 康 的 に 痩 せ る こ と が
できる食生活に変えていかなくてはいけません。 あなたが痩せるために
必要なものは食べ、 不要なものは食べない。 このように理想的な食生活

ぜいにく

を実現することができて、 健康的に贅肉(余分な 脂肪)だ け を 落 と す こ と
ができたら理想的だと思いませんか。

6 筆者のダイエット理念について、 正しいものはどれか。
1 痩せたいと思うなら、 思い切り食事制限をすること
2  正 し い 食 生 活 を 確 立 し て 健 康 的 に 痩 せ る 方 法 を 講 じ る こ と
3 ダイエットをするには、 いろいろと試す必要があること
4 単に食べる量を減らすだけでなく、 適当な運動もすること

(7)
 若者の就職問題がテレビや新聞などで取り上げられている。 世間の人
はフリーターのことを「正社員ほど職務上の責任を負わなくていい」とか

け い ぞ く り ょく に ん た い り ょく

「継続 力 、 忍耐 力 に欠け、 単純労働しか出来ない」ととらえる傾向が強
いのではないか。
 現実は必ずしも①そうではないと私は思う。 正社員とほとんど同じ業
務をこなし、 責任を持たされている非正社員がたくさんいる。 正社員と

77

うむ かひ たいぐうめん

異なるのは、 ボーナスの有無や、 各種保険への加入の可否など、 待遇面

の違いだと思う。 また、 正社員への登用の条件として、 大学卒業の資格

を求める企 業 も 少 な く な い と 聞 く。 せ っか く 能 力 や 労 働 意 欲 が あ る の

はば

に、 「学歴の壁」に阻まれ、 フリーターの道を歩まざるを得ない人もいる

のだ。

いっそう

 少なくとも、 フリーターは単純労働者との考えを一掃しない限り、 若

者の就職問題は解決しないと思う。

(冨 里 百 恵 『 フ リ ー タ ー 観 変 え て 欲 し い 』   朝 日 新 聞 に よ る )

7 筆者の「フリーター」に対する説明として最も正しいものはどれか。
1  フ リ ー タ ー は 勤 勉 に 働 け ば 正 社 員 と 同 じ レ ベ ル の 給 料 が も ら え る。
2 フ リ ー タ ー は 給 料 の 保 証 が あ る が、 各 種 保 険 へ の 加 入 資 格 は 奪

われた。

3 フリーターは正社員とほぼ同じ役割を果たしているが、 待遇はかなり
違う。

4 フ リ ー タ ー に は 学 歴 の 壁 が あ る が、 が ん ば れ ば 出 世 し な い こ と
もない。

(8)
みみ な

 私たちが普段から耳慣れていて、 無意識に口にしてしまう言葉には、

おか

差別語がある。 そしてそれが特定の人たちの人権を侵し、 傷つけてしま

うおそれがあるのだ。

 差別用語と被差別用語の違いは、 言葉の使用者だけの問題ではない。

も っと

最 も多く、 そして重大な問題は、 受け取り手の感覚いかんによるので

ある。 受け取り手が、 「その言葉は差別的な用法だ」と思えば、 それがす

べて差別用語になってしまうのである。 」

ご げん

 「自分はそんなつもりではない」とか「この言葉はそんな語源ではない」

か い し ゃく

とかいく ら 解 釈 し て も、 そ の 言葉 を 不愉快 と 感 じ る 人 が い る の な ら

ひか

ば、 使うのを控えるのは当然だ。

(チェヨンキョン 『差別言葉』により、 一部改)

8 文章の内容に合っているものはどれか。
1 無意識に口にしてしまった言葉は危ないから、 注意して使ったほうが

いい。

2  相 手 に 不 愉 快 な 感 じ を も た ら す 言 葉 な ら、 使 用 を 控 え た ほ う

78

がいい。

3  差 別 語 か、 そ う で な い か を 前 も って 確 か め た 上 で 使 う の が 無 難
である。

4 差別用語か 被 差 別 用 語 か、 聞 き 手 に よ る も の だ か ら、 気 に し な く て
もいい。

(9)

 今朝、 トイレに行くと「パパ専用」と 書 か れ た ス リ ッパ が 増 え て い た。

妻に聞けば「娘が気にするから」なんて言われる始末。 娘よ、 父親をバイ

しんきん

キン扱いするのはけしからん!最近風呂場にカビ(真 菌)ご と 洗 え る 薬用

ソープが置いてあるのも、 そのせいなのか。 でも、 気持ちはわからんで

せいけつ

もない。 オレもカビ(真菌)を洗い流して、 清潔にしないとな。

(朝 日 新 聞 に よ る )

9 筆者の気持ちに合っているものはどれか。

1  お 父 さ ん は 衛 生 を 大 切 に す る 娘 の こ と を 喜 ん で い る。
2  娘 が 風 呂 場 の カ ビ を 洗 い 落 と し て よ か った。
3  専 用 ス リ ッパ に お 父 さ ん は シ ョック を 隠 せ な い。
4 体にカビが生えないように、 いつも体を清潔にすべきだ。

(10)

 最近、 電車の中で携帯電話を使う 人 を 見 か け る よ う に な った。 携 帯 電

かん ど し ゅう い

話は便利なものである。 しかし、 電話機の感度が今一つなのと 周 囲の

そうおん いちよう おおごえ し ゅう い

騒音とで、 どの人も一様に大声で話すので、 はっきり言って 周 囲の人 に

めいわく

は迷惑だ。



 電車内の音の迷惑とい え ば、 ヘ ッド ホ ン か ら 漏 れ る シ ャカ シ ャカ 音 が

し ょう が い

ある。 シャカ シ ャカ 音 は、 そ れ が 原 因 で 傷 害 事 件 も 起 き、 社 会 問 題 と

そう おん わる

なった。 ヘッドホンの 場 合 は、 音 も 気 に な る が、 騒 音 を 出 し な が ら 悪 び

し ゃく さわ う った

れ な い態度が 癪 に 障るという 訴 えも多い。

(注1) ど う よ う(注2) たい ど

 携帯電話も同様で、 音の問題だけでなく使う人の態度が関係してく

こ ごえ

る。 ぼそぼそ小声で話したのでは相 手 に 聞 こ え な い の だ と わ か って い て

し ゃな い ぼ う じ ゃく ぶ じ ん ど う ど う こ わ だ か はら

も、 狭い車内で傍 若 無人に堂々と声高に話されると、 やはり腹が立つ。

すん か お げき む ゆうえつかん

中には、 自分は寸暇を惜しんで激務をこなしているのだという優越感に

ひた (注3) がら

浸っているような人も い る が、 こ れ も 気 に 入 ら な い。 場所柄 を わ き まえ
(注4)
まも

る と い う マ ナ ー を 守 って 使 って ほ し い も の だ。

79

わる

(注1)悪 び れ な い 態 度 :平 気 な 態 度
し ゃく さ わ

(注2)癪 に障る:気に入らないで不快に思う
げき む

(注3)激 務 を こ な す :激 し く 忙 し い 事 を す る
(注4)わきまえる:よく判断して、 よく区別して行動を取る
10 筆者の意見に合うものはどれか。

も そうおん

1  携 帯 電 話 の ヘ ッド ホ ン か ら 音 が 漏 れ て 騒 音 に な る。
めいわく

2 大声で携帯電話をかけるのでは、 人の迷惑になる。
はら

3  携 帯 電 話 を 使 用 す る 人 の 態 度 が 悪 く て 本 当 に 腹 が 立 つ。
さい

4 車内で携帯電話を使用する際、 マナーを心がけてほしい。

80

六、填  空

●题型特点

多为词汇和语句的填空题,但 词 类 出 题 数 量 在 整 个 日 语 能 力 考 试 题 目
中所占的比例不高,尤其是新考 试 的 N1和 N2试 卷。另 外,接 续 词 填 空 题 基
本 上 在 “语 法 ”项 目 中 考 查 ,读 解 中 考 查 的 填 空 题 多 为 句 尾 填 空 ,少 量 为 句 中
填空。

●常见提问形式

◎ (   )に入るのに最も適切なものはどれか。
◎ (   )部分には、 どんな内容の表現を入れることができるか。
◎ (   )に入る適当な組み合わせを選びなさい。
◎ (   )に入る文として最も適当なものはどれか。

●解法

1.精 读 并 理 解 括 弧 前 的 句 子 内 容 。因 为 多 数 为 推 论 性 语 句 填 空 ,所 以 在 阅 读
括 弧 前 的 文 字 内 容 时 ,需 要 预 测 按 照 此 文 脉 得 出 的 结 论 。

2.有时也需要看一 看 括 弧 后 面 的 一 两 句 话 的 意 思 跟 前 面 的 内 容 是 否 有 关
联 ,如 果 有 则 需 要 一 并 理 解 。

3.逐 一 对 照 选 项 ,看 哪 个 选 项 的 意 思 符 合 推 论 。

◎ 例题2

 人間の脳についての研究が進むにつれて、 大脳は働きの面で大きく二
つ の 部 分 に 分 か れ る こ と が わ か って き た。
 一つは 脳 の 左 半 分 (左 脳)の 働 き で、 分 析、 知 識 の 整 理 な ど を 受 け 持
つ。 もう一つは右半分(右脳)の 働 き で、 直観的、 全体的、 情意 的 な 活 動
を支配する。
 外国語学習でいえば、 左脳は例えば文を分析したり、 文法的な規則を

81

学習したりするときに働 く。 右 脳 は 例 え ば「音」 を キ ャッチ し た り、 定 型
表現を丸ごと覚えたり、 大づかみに文意をとらえたりするときに働く。
 したがって、 左脳だけでなく右脳 の 機 能 を 十 分 に 取 り 入 れ た 学 習 活 動
が有効と思われる。 左脳と右脳が(   )からである。

1 (  )に入る適当なのはどれか。

1  学 習 効 果 を 高 め る た め に 互 い に 邪 魔 せ ず に 役 割 を 果 た す
2  学 習 効 果 を 高 め る た め に 互 い に 邪 魔 せ ず に 機 能 を 発 揮 す る
3  相 互 に 手 際 よ く 協 力 し 合 う と き に 学 習 情 熱 が 燃 え る
4  相 互 に バ ラ ン ス よ く か ら み 合 う と き に 学 習 効 果 が 高 ま る

【答 案 】4  

【解 析 】

学习时左脑和右脑很难做到互 不 干 扰,所 以 选 项1和2不 妥;从 「左 脳 だ

けでなく右脳の機能を十分に取り入れた学習活動が有効と思われる」可

以看出,笔者指出左右脑应该 同 时 发 挥 其 作 用,学 习 效 果 才 会 得 到 提 高,而

不 是 学 习 者 的 学 习 热 情 问 题 ,所 以 选 项3不 对 。

【译 文 】
有 关 大 脑 的 研 究 告 诉 我 们 ,人 的 大 脑 的 作 用 可 分 为 两 个 部 分 。
一 个 是 大 脑 的 左 半 部 分 (左 脑 ),其 作 用 是 承 担 分 析 问 题 、整 理 知 识 等 任

务。另一个是大脑的右半部分(右 脑),其 作 用 是 支 配 直 观 的、整 体 的 以 及 人
的情感等活动。

就拿学习外语来 说 吧,左 脑 在 分 析 文 章、学 习 语 法 规 则 等 时 候 发 挥 作
用 。右 脑 在 接 受 单 词 “发 音 ”和 记 句 型 以 及 找 出 文 章 大 意 等 方 面 发 挥 作 用 。

因此,不仅是左脑,同样需 要 发 挥 右 脑 的 功 能,这 样 的 学 习 方 法 才 见 效
果。因为左 脑 和 右 脑 可 以 平 衡 地 相 互 合 作,(学 习 者 的 )学 习 效 果 才 能 得
到提高。

1 (   )内能填入的适当的句子是哪个?

1  为 了 提 高 学 习 效 果 ,互 不 干 扰 地 发 挥 各 自 的 作 用
2  为 了 提 高 学 习 效 果 ,互 不 干 扰 地 发 挥 各 自 的 功 能
3  只 有 相 互 通 力 合 作 ,(学 习 者 的 )学 习 热 情 才 会 得 到 提 高
4  只 有 平 衡 地 相 互 合 作 ,(学 习 者 的 )学 习 效 果 才 能 得 到 提 高

82

●单元练习(短篇文章7篇)

(1)
 クルマ、 クーラー、 カラーテレ ビ が3Cと い わ れ た 時 代 が あ った。 当 時

た い き ゅう し ょう ひ ざ い

は耐 久 消 費財をそろえていくこと自体が豊かさを象徴していた。

なか

 ところが、 昭和40年代半ばをすぎると、 そう し た 豊 か さ の 目 標 は あ る
ほう わ てん

程度満たされ、 今日では飽和点に達している。 いまや、 人々は、 同一の
物を求めず多様化を指向しており、 いかに自分らしさを見つけるかが課
題 に な って き て い る。
 かつての「大衆の時代」は(   )が、 現代は「分衆 の 時 代」で、 多 様 な

し ょう ひ

商品を少しずつ 消 費する時代である。 これがさらに「個衆の時代」とな
り、 個人の願望や好みを主張する時代 へ 向 か って い る。 こ れ を ど の よ う
に社会と調和させるのかという視点が望まれる。

1 (  )に入る適当なことばはどれか。
1  多 く の 商 品 を 節 約 し て 消 費 し た
2  多 く の 商 品 を 大 量 に 購 入 し て 消 費 し た
3  少 な い 商 品 を 節 約 し て 消 費 し た
4  少 な い 商 品 を 大 量 に 購 入 し て 消 費 し た

(2)
 1990年代が始まった。 1989年 の 後 半 か ら、 ヨ ー ロ ッパ を 中 心 に 世 界 は
激動の時代へと移ってきた感じがあ る。 こ れ か ら 先、 世 界 が ど う 変 わ る
のか、 また日本はどのような変化が起きるのかは(   )。
 15年前、 日本では、 それまで の 高 度 成 長 の 時 代 が 終 わ り を 告 げ、 低 成
長の時代が訪れた。 当時は、 低成長が定着し、 これまでのような高度成
長はありえないだろうというのが、 大 方 の 考 え 方 で あ った。 不 確 実 性 の
時 代 は 終 わ った と い う 専 門 家 も い た。
 しかし、 その後、 戦 後2番 目 と い わ れ る 好 景 気 も 訪 れ た。 こ れ か ら 先
のことを確実に予測するのは難しいことだと思う。 それだけに自分自身
をしっかりと見つめる必要がある、 ということである。

2 (   )に入る適当なことばはどれか。
1  は っき り わ か る

83

2  明 ら か で は な い
3  予 測 で き る よ う に な る
4  想 像 に か た く な い

(3) き せい ひん あ た

 最近、 手作 り の 楽 し み を 味 わ う 人 が 多 く な った。 既 成 品 に 飽 き 足ら
(注1)

ず、 自分の手で作ろうというのである。 自分で計画し、 デザインするこ

とから始めて、 自分の好み に あ った 品 物 を 作 り 出 す。 そ こ に は、 造 形 す
(注2)

る喜びがある。

 専門の世界では、 高度の技術が要求されるだろう。 しかし、 アマチュ

アとしては、 何も商品を作り出すわけではないのだから、 基本的な技術

さえ身につけ て い れ ば よ い。 用 具 も 特 別 な も の を 必 要 と し な い は ず

である。

 そして、 自分の身近なものを選んで、 その用途を考慮して独自の工夫

を加える。 そこに、 プロの職人と は ま た 違 う、 (     )心 温 か な 作 品 が

生まれてくる。 この点にこそ手作りの楽しみが存在する。

あた

(注1)飽 き 足 ら ず :十 分 に 満 足 し な い
し こう

(注2)好 み :嗜 好

3 (   )に入る適当なことばはどれか。

1  素 人 の 持 ち 味 を 生 か し た
2  玄 人 の 持 ち 味 を 生 か し た
3  高 度 の 技 術 を 取 り 入 れ た
4  一 般 の 技 術 を 取 り 入 れ た

(4)
  こ れ は2年 前 に 体 験 し た こ と で あ る。
 レストランで順 番 待 ち の い す に 座 って い た 時、 私 の 前 に い た 女 性2人

しゅ わ

が手話をしていました。 誰かを迎えに行ったのか、 途中で1人が席を外し
ました。

 いすをつめなければなりませんが、 彼女の連れが何人来るかわかりま

せん。 手話のできない私は、 (   )と思っていました。
 しかし、 残った1人 が 携 帯 電 話 の メ ー ル を 使 って い る の を 見 て、 私 は
「 何 人 分 席 を 空 け て お い た ら よ ろ し い で す か?」 と 打 ち 込 ん だ 画 面 を 見 せ

84

ました。 うまく会話ができて、 とてもうれしかったです。
 手話より時間がかかって し ま う か も し れ ま せ ん。 で も、 い ま の 若 い 人
は驚くほど速く文字を打つことができるので、 携帯電話の画面を利用す
るのは、 なかなか良いアイ デ ア で は な い で し ょう か。 手 話 が で き な い た

け ん じ ょう し ゃ

め、 話したいのに話せないと思っているのは、 むしろ健 常 者の方かもし
れません。

(板 橋 美 樹 「 ケ イ タ イ の 画 面 を シ ュワ 代 わ り に 」 平 成17年12月26日 付 朝 日 新 聞 に よ る )

4 (   )に入るのに最も適切なものはどれか。
1  邪 魔 し な い ほ う が い い
2  迷 惑 を か け な い よ う に
3  ど う や って 話 し か け よ う か
4  ど う し て も 声 を か け て も ら い た い

(5)
 休日の昼 間、 自 宅 の 電 話 が 鳴 った。 出 る と、 相 手 は 「○○ さ ん い ま す
か、 友 だ ち な の で す が 」 と、 長 男 の 名 前 を 挙 げ て 親 し そ う に 話 し
出した。
 長男の親友なのだろうと思い、 一人暮らしの長男が帰省した折にその
話をすると、 「知らない」と言う。 さらに、 「親しい友だちには携帯電話
を教えてあるので、 固定電話にはかけないだろう」とも言った。
 長男の友人でないとなると、 あの電 話 は な ん だ った の だ ろ う。 何 か の
勧誘だったのだろうか。 声だけで(   )、 不安は募るばかりだ。
 だから最近は自宅の 電話 が 鳴 る と、 ド キ ッと す る。 出 て み れ ば、 マ ン
ションや墓地などの購入勧誘ばか り だ。 自 宅 の 電 話 に は 朗 報 は な い も の
と肝に銘じ、 甘い言葉と親しげな話し方には特に注意し、 自己防衛を心
がけている。

(益 子 初 美 「 固 定 電 話   親 し げ な こ と に 注 意 」 に よ る )

5 (   )に入るものとして最も適切なものはどれか。
1  相 手 が だ れ か 判 断 で き る な ら
2  相 手 が だ れ か 判 断 で き る も の の
3  相 手 が 見 え な い の み か
4  相 手 が 見 え な い 以 上

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(6)
 1955年代に入る前、 日本語学 習 者 の 大 部 分 は 日 本 の 大 学 · 大 学 院 で 長
期にわ た り 高 等 教 育 を 受 け よ う と し て い る 人 々 で あ った。 つ ま り、

( ① )の学習者 像 を 想 定 し て も そ れ ほ ど の 問 題 は な か った わ け で あ

たいけいてき こうぞう

る。 こうした学習者には入門段階から文型を体系的に積み上げていく構造

シラバスの教科書が適当であり、 その教科書を中心として文法や漢字の練

(注1) ぐん

習用の教材群の開発が進められた。

 しかし、 1955年代以降、 日 本 語 学 習 者 の 学 習 目 的、 母 語、 背 景 文 化、

年齢、 専門や職業などすべての 面 で の(  ②  )化 が 進 ん で い る。 ま た、

じ ゅう ら い

学習者のニ ー ズも( ③ )化 し て お り、 従 来 の 教 材 群 だ け に よ る 日 本
(注2)

語の指導は、 もはや不可能になっている。

(注1)シ ラ バ ス :教 学 計 画 書
(注2)ニーズ:要求、 需要

6 (  ①  )~ (  ③  )に 入 る 言 葉 の 組 み 合 わ せ と し て 正 し い の は
どれか。

1  ① 単 一       ② 単 一       ③ 多 様
2  ① 単 一       ② 多 様       ③ 多 様
3  ① 多 様       ② 多 様       ③ 単 一
4  ① 多 様       ② 単 一       ③ 単 一

(7)
しずおか

 コンビニの環境問題への取り組みについて、 コンビニに詳しい静岡大

ほん ま しげ き は っ ち ゅう

学人文学部の本 間 重 紀 教 授 は こ う 語 った。 「24時 間 営 業 と か 大 量 発 注
はい き

廃棄 ロ スといった便利さ追 求 は、 利 益 優 先 の 現 わ れ。 廃 棄 ロ ス は 天
(注 )

文学的な資源の浪費で深刻な問題だ。 消費者も、 (     )便 利 さ を 追 い

求めればいいというものでもない。

(毎 日 新 聞 朝 刊 に よ る )

(注)ロス:浪費のこと、 損失のこと

7 (   )に入る言葉として、 一番適当なものはどれか。

1  好 況 の 2  順 調 な 3  過 剰 な げきやす

4  激 安 の

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七、主张·意见

●题型特点

这 是 考 查 笔 者 的 主 张 、观 点 、意 见 等 的 题 目 ,即 笔 者 通 过 文 章 想 说 什 么 ,
或 对 某 问 题 持 怎 样 的 看 法 。大 部 分 是 考 查 整 篇 文 章 中 的 核 心 内 容 ,但 也 有 段
落大意或笔者对某个核心问题的看法。

●常见提问形式

◎ この文章で、 筆者は何を言いたいのか。
◎ この文章で筆者が最も言いたいことと考えられることは何か。
◎ 筆者の考えに合うのはどれか。
◎ ~について筆者がいちばん言いたいことは何か。
◎ 筆者は~についてどう思うか/どう考えているか。
◎ 筆者は「~」をどう見ているか。
◎ 上の文はどういうことを言っているのか。

●解法

1.速 读 文 章 ,给 关 键 词 或 关 键 句 打 上 记 号 。
2.除 去 具 体 的 例 子 外 ,找 出 笔 者 的 意 见 、感 想 等 部 分 的 句 子 ,并 精 读 和 理 解 。
3.特别要留意接续词(转折、原 因、归 纳 总 结 等),因 为 其 后 面 往 往 是 笔 者 的

意 见 、感 想 等 。
4.将 选 项 和 文 章 中 表 达 笔 者 “意 见 、感 想 ”的 文 字 进 行 比 对 ,找 出 意 思 最 接 近

的选项。

◎ 例题

 今の学校 に は、 校内暴力 や い じ め、 学級崩壊 な ど を 抑 制 す る 力 が な
い。 これは、 体罰を行なわ な く な った こ と と 無 関 係 で は な い。 他 人 に 危
害を加えたり、 集団のルールを平気で踏みにじるような生徒をこれ以上

87

放置することはできない。 体罰は法律で禁止されているとはいえ、 言葉
で言い聞かせても理解できない場合は、 心身を傷つけない範囲で体罰を
認めてもいいのではないだろうか。

1 筆者の主張に合っているのは何か。

1  条 件 付 な が ら の 体 罰 を 容 認 す る。
2  い か な る 体 罰 も 容 認 し な い。
3  心 身 を 傷 つ け な い 体 罰 は な い。
4  校 内 で の 体 罰 を 容 認 す る。

【答 案 】1  
【解 析 】

「心身を傷つけない範囲で体罰を認めてもいいのではないだろうか」

中 的 「 身 心 を 傷 つ け な い 範 囲 」 就 是 前 提 条 件 ,「 ~ て も い い の で は な い だ ろ

うか」使用 疑 问 的 口 气 表 示 肯 定 的 态 度,相 当 于 「 ~ て も い い と 思 う 」

的意思。

【译 文 】
现在的学校没有 阻 止 校 园 暴 力、欺 凌、班 级 教 育 崩 溃 等 现 象 发 生 的 能

力。这跟完全废除体罚不无关 系。再 也 不 能 放 任 那 些 危 害 他 人,擅 自 践 踏 集
体 规 则 的 学 生 了 。虽 说 在 法 律 上 禁 止 对 学 生 实 施 体 罚 ,但 在 无 法 通 过 谈 话 教
育 使 学 生 纠 正 错 误 的 情 况 下 ,在 不 伤 害 学 生 身 心 的 范 围 内 ,应 该 对 体 罚 抱 有
认可的态度。

1 符合笔者主张的是什么?

1  允 许 有 条 件 的 体 罚
2  不 允 许 任 何 体 罚
3  不 存 在 不 危 害 身 心 的 体 罚
4  容 忍 校 园 内 的 体 罚

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●单元练习(短篇文章10篇)

(1) ぼ う い ん ぼ う し ょく つつし ふ せっ せい

 私は病気にならないために暴飲暴 食 を 慎 み、 不 摂 生な生活をしな

(注1)

いようにしている。 地球とて 同 じ な の に、 20世 紀 文 明 は 大 量 生 産、 大 量

消費を続けた。 それらのツケが環境汚染となっている。
(注2)

 気温が上昇し、 地 球 が 病 気 に な って し ま った。 そ の 結 果、 世 界 の あ ち

こちで台風や集中豪雨が発生して 大 き な 被 害 を 出 し て し ま った。 私 は こ

の現象を病気の早期発見の機会と受け止め、 治療と予防にみんなで協力

し な け れ ば な ら な い と 思 った。

(布 施 美 紀 子 「 地 球 が 病 気 に   対 策 考 え よ う 」 に よ る )

ふ せ っせ い

(注1)不 摂 生 :健 康 に 気 を つ け な い こ と

(注2)ツケ:ここでは、 代価という意味

1 この文章で筆者がいちばん言いたいことは何か。
1  わ れ わ れ 人 間 は 快 適 な 生 活 を 営 む た め に 控 え め に 自 然 を 利 用 す

べきだ。

2 自然災害から人間 の 生 活 を 守 る た め に、 災 害 の 発 生 を 早 め に 予 報 す
べきだ。

3  す で に 病 気 に な って い る 地 球 を い か に 治 療 す る か、 今 後 考 え る
べきだ。

4 大量 生 産、 大 量 消 費 と い う 人 間 の ラ イ フ ス タ イ ル を 変 え て い く
べきだ。

(2)
 改正臓器移植法が全面実施 さ れ、 本人 の「拒否」の 意思表示 が な い 限
り、 家族の承諾だけで 脳死 で の 臓器提供 が で き る よ う に な った。 私 は、
家族の意思を知りたいと思い、 聞いてみた。
 次女は「全部 使 って く れ て い い よ」、 長 女 は「霊 界 に 行 く 時 に 不 安 だ か
ら、 目だけは嫌」、 同い年の夫は「保留。 現時点では拒否」と。
 娘たちが臓器提供を前向きに考えてくれていることは意外で、 うれし
い気持ちになった。 その時 に な った ら 娘 た ち の 意思 を 尊重 で き る か 分 か
らないが、 それぞれの考えを聞けたことも有意義だったと確認した。

(坂 本 涼 子 氏 の 文 に よ る )

89

2 筆者は臓器提供をどう思っているか。
1 夫は後向きである一方、 娘たちは前向きなので迷う。
2 娘たちが積極的なので、 その意思を尊重したい。
3 娘たちは前向きであるが、 その場になったら賛成できるか分からない。
4 家族の意見がどうであれ、 個人としては前向きになれない。

(3)
 千葉法相が、 ようやく死刑執行に踏み切りました。 刑事訴訟法では、
判決確定後6ヶ月 以 内 に 死 刑 の 執 行 を 命 じ ら れ る よ う 定 め ら れ て お り、
死刑執行は法相の重要 な 職責 で す。 確定 し た 判決内容 を 全 く 執行 し な
か った こ れ ま で の 姿 勢 は お か し い と 思 い ま す。
 これまで死刑が執行されなかった の は、 千 葉 法 相 が 死 刑 廃 止 論 者 で あ
ることが理由と言われています。 もちろん個人の信条は自由で、 尊重さ
れるべきですが、 法相という公務上の職責と混同するのはいかがなもの
で し ょう か。

(鶴 見 友 雄 氏 の 文 に よ る )

3 筆者の主張として正しいのはどれか。
1  法 相 と あ ろ う も の は 死 刑 廃 止 運 動 を 展 開 す る の は お か し い。
2  死 刑 廃 棄 の 信 条 と 法 相 の 職 責 区 別 を は っき り す べ き で あ る。
3 法相として個人の信条を捨てて、 職務を果たさなければならない。
4  千 葉 の 法 相 の み が 死 刑 執 行 を 命 じ な か った の は も って の ほ か だ。

(4)
 日本 の 都 市 の 景 観 は、 ヨ ー ロ ッパ の 伝 統 的 な 都 市 と ど こ か 異 な っ
ている。
 整然とした街並みとその歴史の重みである。 石造りの街は、 永遠なる
ものを追求する西洋の精神を具現するものといえよう。
 日本の建物は、 コンクリート作りであっても、 あっさりしていて、 どっ
しりした感じを与えない。 また、 日本の街は毎日その様相を変化させて

(注1)

いるといわれる。 20年もたつ と 都 市 の 景 観 が 一 変 し て し ま う。 こ れ は、
日本人のエネルギーによるものなのか、 それとも、 はかないものに価値

(注2)

をおく精神性のためなのか。 おそらくその両方なのだろう。

90

(注1)ど っし り し た 感 じ :重 く て 落 ち 着 い た 感 じ
(注2)はかない:当てにならない、 長く続かない

4 「都市の景観が一変してしまう」とあるが、 筆者のどんな気持ちを表
しているか。

1 日本の都市の景観は、 日本なりのすばらしさを持っていて感心する。
2 高いビルと低い家 が よ く 調 和 し て 作 り 上 げ ら れ て お り、 建 築 技 術 に

頭が下がる。
3 雑然としていて、 歴 史 の 重 み も だ ん だ ん 失 わ せ て し ま う 街 の 作 り 方

を 残 念 に 思 って い る。
4 旺 盛 な 日 本 人 の エ ネ ル ギ ー と 独 特 な 価 値 観 の 現 わ れ だ と 思 っ

ている。

(5)
 その昔、 夏が 終 わ る 頃 に な る と、 赤 と ん ぼ が 群 れ て 飛 ん で い た け れ
ど、 今年は2、 3匹しか見かけなかった。

かな

 そして、 草むらからは秋を奏でる虫たちの音色が聞こえてくるはずなの
に、 コオロギの声をほんの少し耳にしただけだ。 マツムシやウマオイ、 ス
ズ ム シ … 秋 の 夜 長 に 美 し い 音 色 を 奏 で る 主 役 た ち は ど こ へ 行 って し ま った
のだろう。
 もしかしたら夏 の 猛暑 が 原因 な の だ ろ う か。 あ る い は 自然 が 少 な く
なっているのか。 もしそうなら、 とても寂しい。

(占 部 和 枝 「 夏 の 猛 暑 の 影 響?秋 の 虫 た ち ど こ へ 」 に よ る )

5 筆者の言いたいことは何か。
1  秋 を 感 じ さ せ る 自 然 が わ ず か な が ら 残 って い る。
2  こ の 夏 の 猛 暑 は 人 間 に も 虫 た ち に も 厳 し か った。
3 自然を元に戻すため、 人間のしなければならないことは多い。
4  秋 の 虫 た ち が 減 った の は 自 然 が 変 わ った た め で あ る。

(6)
 車いすの女性が駅の障害者用エレベーターに十時間も閉じ込められ
た。 ボタンに手が届かなか った せ い だ。 車 い す の 外 出 は と て も 不 便 な の
だ。 大阪や首都圏など各地でエレベーター設置運動が進んでいる。 障害
児の母親たちは、 十五年来の運動で駅への設置を実現する中で、 障害者

91

だけでなく、 老人、 妊婦にも利用できるのが望ましい、 と痛感したとい
う。 いろいろな人が一緒に生活できる町作り。 そういう自然な考え方が
必要な時なのだ。

(小 笠 原 之 の 文 よ り )

6 筆者の主張として、 最も正しいのはどれか。

1  ハ ン デ ィを 持 つ 人 用 の エ レ ベ ー タ ー を 改 善 す る 必 要 が あ る。
2  ハ ン デ ィを 持 つ 人 の 施 設 に は も っと 繊 細 な 感 覚 が 必 要 で あ る。
3 今こそ、 障害を持つ人用の施設の設置運動を進める時だ。
4 今こそ、 多様な人が共生できる町作りが必要な時だ。

(7) も ぬし し ん ち ょう

 自分が本当に論文が書ける能力の持ち主かどうかを慎 重 に考えて受

験してください。 入学してから、 自分には研究能力がないのではないか

と悩ま れ る と、 入 れ た 自 分 が 悪 か った の か と こ ち ら も 悩 ん で し ま

います。

 私は、 自分が知らないことは原則として知ることができないという立

場に立っています。 論文が書ける能 力 の 持 ち 主 か ど う か も 実 は 知 る こ と

ができま せ ん。 な ぜ な ら、 今 こ こ で 行 わ れ て い る 「大 学 院 ガ イ ダ ン ス

2004」にお集まりの皆さんは、 修 士 論 文 を 書 い た こ と が な い 方 ば か り だ
からです。 じゃあ、 どうやって 自 分 が 論 文 が 書 け る 能 力 の 持 ち 主 か を 知

ることができるのか、 わからないではないかというお叱りを受けるかも

しれませんが、 一つ重要な手がかりは、 自分の問題意識が十分に高いか

を考えることです。 あまり一般化は で き ま せ ん が、 学 部 か ら 直 接 入 って

きた学生と一度日本語教育の現場を経験してから入ってき た 学生 を 比 べ

ると、 後者のほうが問題意識が鮮明で、 結果的に後者のほうが良い修士

論文を書く傾向にあると感じています。

(麗 澤 大 学 教 授   大 坪 一 夫 「 ど の よ う な タ イ プ の 院 生 を 期 待 し て い る か 」 に よ る )

7 筆者は何を言いたいのか。
1 入学してか ら、 自 分 に は 研 究 能 力 が な い と 気 づ い て も、 募 集 す る 大

学側は責任を負えないということを十分に認識してほしい。

2 受験生が入学して か ら 研 究 で き る 能 力 の 持 ち 主 か ど う か、 指 導 教 官
として今は判断できないので、 受験の際に慎重に考えておく必要が

ある。

92

3 今日、 ここに来ている大学 院 進 学 希 望 者 は み ん な 論 文 を 書 い た 経 験
がなかったので、 全 員 を 受 験 さ せ る わ け に は い か な い こ と を 納 得 し
てほしい。

4 はっきり し た 問 題 意 識 を 持 ち な が ら、 先 に 日 本 語 教 育 現 場 を 経 験 し
て、 これから大学院の入試を受けようとする人に期待している。

(8)

てがし 無の 乱か  でた とつが財 団 

み で 、災ざわ 事 は に に こ い 体 が き 権 「」の と 日
た き わ に 自 向 、三 れ る 制 で に 威 し 本
い な こ 然 か 角 は が き よ で 鉄 て 社
い い し の う 形 悪 。 、今 た っ の は 会
。 も を た 感 こ の い 全 そ。 て あ 三さ も に
の 転て こ 情 と 安 こ 体 の 強 は
で と だ に 定 と と 長 い っ ん や 頼、
も ん は 不 が だ し 年 力 た な れ
な な 。世 安 崩く ろ て の を 角か い る
い じ い の を う 揺ゆ 安 振 か く 政。 権け
と て 。し 中 感 ず か ら 定 る ·
考 福ふ か じ 確。 い し う ら 形け 官 ん
え 、平へい る れ こ い ·
く 穏お て こ 威い
混 は は
と ん そ 、そ
成な 結、 れ 集、
す ぞ
こ び れ


8 日本 の 政 · 官 · 財 の 「鉄 の 三 角 形」 に つ い て、 筆 者 は ど う 思 って

いるか。

へい おん ぶ じ

1  平 穏 無 事 で あ る の は 政 · 官 · 財 の 「 鉄 の 三 角 形 」 に よ る と こ ろ が
大きい。

2 「鉄の三角形」の安定が崩れたのでは、 日本社会が混乱してしまう。


3 「鉄の 三 角 形 」 の 体 制 が 揺 ら い で い る こ と は 別 に 悪 い こ と と は 言
えない。

4 新しい体制が生まれ る ま で は、 「鉄 の 三 角 形」の 体 制 が 存 在 す る 価 値
がある。

(9) てつがく しゃ わ つじ めん

 かつて哲学者の和辻哲郎が面について論じた時に、 彼は、 顔を思い浮

かべることなしにある人のことを思うことができないと書いた。 が、 そ

の顔が作られたものだとすれば、 その人自身も作られたものだというこ

とになる。 私たちは他人に、 「ありのままのあなたを愛します」などと軽

々しく言ってはならないのである。

93


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