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Published by jungjapan, 2022-03-24 14:47:25

JP237-อ่านแล้วบอกต่อ(2/64)JP63

な と
を。」おとうはおこり、おっかあは泣いて止めた。そん

つかさ しま いっしょ
なところへ、 司 が、島の 一 緒 にやってきて、みんな



にこう言ったと。



いま かみ つ おに
「今、神のお告げがあった。鬼をこらしめるのは、ま


さりをおいて、ほかにないとのことじゃ。さあみんな、

い てつだ
まさりが言うとおり、手伝うがよい。」

しま (人)
こうして、島のもん、そうがかりでなわれたなわは、

はこ
またみんなで、わっしょいわっしょいと、はまに運び


こまれた。

はや あだんばやし
「みなのしゅう、あとはおらがするから、早く亜 檀 林


かく
に隠れてくんろ。」

い おおいそ
そう言ってみんなをかくすと、まさりは 大 急 ぎで、

いわ いわ あいだ おお て あし つく おに
岩と岩の 間 に大きな手かせと足かせを作って、鬼が

く ま
来るのを待ちうけた。バッチャン ゴ―

みずおと じ た
バッチャン ゴ― ものすごい水 音 と地ひびきを立て


おに おに ちか
て、鬼はやってきた。まさりは鬼が近づくと、うええ



ん、うええん、泣きだした。

まえ
「やっ! おまえは、この前のガキッ! ふん、 おれ


く こわ
に食われるのが怖いのか。」



ちが しゅり やくにん き あ もの しま
「違う。首里から 役 人 が来て、このかせに合う者を島


かしら めいれい
の 頭 にするからさがせと命 令 されたが、いくらさが


おお ひと やくにん
しても、そんな大きな人はおらん。それで、役 人 にし


かな な
かられるのが悲しくて、泣いているのさあ。うええん、

うええん。」



し おに
はかりごととも知らない鬼は、



なん しま かしら
「何だ、そんなことか。じゃ、おれさまが、島の 頭



だ。見てみろ。」



い じぶん てあし
と言いながら、自分からかせに手足をはめてしもうたわ


おに てあし
い。まさりは、このときとばかりに、鬼の手足をきつ


くきつくしばりあげた。



「さあ、みなのしゅう、出ておいで。」



こえ しま (人)
まさりのその声に、わっととびだしてきた島のもんは、


ぼう おに
くわと、こん棒で、鬼のかせに、カッチン カッチン


くさびをうちこんだと。だまされた、はかられたと、泣

おに しお
きわめく鬼のおしりに、潮はひたひたとおしよせ、や


あたま
が て は ら が 、 む ね が 、 そ し て 頭 が 、 ぶ く ぶ く ぶ


く...。

おに き
「あっ! 鬼が消えた。」



「よくやった、まさり。」


みやこじま ゆう しま (人) こえ
宮古島の夕ぐれのはまには、島のもんのよろこびの声

あかおに うみ なか しま あ す
があふれ、 赤 鬼 は よ 海 の 中 島 は よ 明日か ら

しあわ
幸 せ めでた めでた ソーニヌヨイ サッサイと、


クイチャ―おどりが、夜がふけるまでつづけられたそう

せいねん しま かしら
な。 まさりは青 年 になると、島ではじめての 頭 に


しあわ はなし
なり、みんなを 幸 せにしてやったという 話 だよ



はい、おしまい

ยักษ์ในเกาะมิยาโกะ








เนื้อเรื่องสรุป
กาลครั้งหนึ่งนานมาแล้ว เกาะมิยาโกะในโอกินาวา เมื่อน้้า


ลดลง ได้ยินมาว่ามียักษ์เดินข้ามทะเลมาที่เกาะ ในขณะที่ยักษ์ตะโกน


ท้าให้เกิดพายุใต้ฝุ่นตามหมู่บ้าน เมื่อยักษ์มา ท้าได้แค่ให้ชาวเกาะหนี


ไปซ่อนที่ภูเขา ที่สวนหลังบ้านใกล้ๆชายหาด มีเดกผู้ชายคนหนึ่งถูก

ี่
ปล่อยทิ้งไว้ มีชื่อว่า มาซะริ เป็นเดกทมีธนูยอดเยี่ยม และได้เลนจนตก


ี่
ลงมา บริเวณรอบๆดูเหมือนเป็นภูเขาถั่วแดง แต่เข้าใจผิด แต่ทจริง

แล้วเป็นกลุ่มก้อนของแมลงวันจ้านวนมาก มาซะริได้พบกับยักษ์ที่ตัว


ั้

ใหญ่กว่าต้นไทร ที่หิวโหย และมาซะริได้หลอกให้ยักษ์กนสิ่งนนที่คิดว่า
เป็นถั่วแดงและมีรสชาติแปลกๆ และมาซะริได้บอกว่านั้นคือกลุ่มก้อน


แมลงวัน ยักษ์จึงล่วงคอและอาเจียนออกมา และยักษ์จะบีบคอของมา



ซะริ แตลูกศรของธนูมาซะริเร็วกว่า ยิงไปที่ตาขวาของยักษ์ ยักษ์ที่
เจ็บตาและปวดท้องอย่างมากได้หนีลงทะเล วันรุ่งขึ้นยักษ์ได้กลบมา


อาระวาด มาซะริได้ขอให้พ่อท้าเชือกขนาดใหญ่ที่ท้ามาจากเปลือกของ


ต้นฟุกุคิ และได้วางแผนท้าเชือกตรวนระหว่างโขดหิน เมื่อยักษ์มาได้


ั้
พูดกลอุบายจนยักษ์ติดกับดักและได้จมน้้าหายไป หลังจากนนชาวเกาะ

ก็มีแต่ความสุข และเมอมาซะริโตได้กลายเป็นหัวหน้าเกาะคนแรกอก
ื่

ด้วย

-ค้าศัพท์ส้าคัญ








し ま お に
島 เกาะ 鬼 ยักษ์






ひとざと
人里 ชุมชนหมู่บ้าน にげた หนี






ひ で に わ
日照り ความแห้งแล้ง การขาดแคลน 庭 สวน






ゆ み あ ず き
弓 ธนู 小豆 ถั่วแดง





いしがき
はえ แมลงวัน 石垣 รั้วหรือแนวก้าแพงหิน





へ ん あ じ こころ
変な味 รสชาติแปลกๆ 心 หัวใจ จิตใจ






い わ
おそろしい น่ากลัวน่าสยอง 岩 หิน โขดหินขนาดใหญ่






やくにん しあわ
役人 ข้าราชการ 幸 せ มีความสุข

-ความคิดเห็นของผู้แปลที่มีต่อบทความ



คิดว่ายักษ์มีสติปัญญาต่้าเกินไป ไม่เหมาะสมกับที่เป็นยักษ์ ถูกเด็ก



หลอกอย่างง่ายดาย และถูกหลอกซ้้าหลอกซ้อน แค่เด็กผู้ชายเพียงคน



เดียว





และคิดว่ามะซาริเก่งตั้งแต่อายุยังน้อย สามารถคิดแผนการหลอก



ยักษ์ ล้มยักษ์ได้ แล้วก็เหมาะสมแล้วที่รอมะซาริโต และได้แต่ตั้ง



กลายเป็นหัวหน้าเกาะ





























ผู้จัดท้า


นางสาวลักษิกา กิจเกษม 6312417015


นายจิระชัย นิลสวัสดิ์ 6312417029



みさきのかがり火




ずっとむかしのことです。本州の西のはずれの浜に、みすぼら


しいたびのぼうさんがやってきました。目の前に、せまい海を


はさんで、りく地が見えます。「おお、あれが九州か。」ぼう

さんは、つぶやきました。このぼうさん、名は、 清空といい


ました。夕日をうけて、きらきら光る海の上を、これからいく


のかかえるのか、こぶねがひとつ、またひとつとおっていきま


す。清空が、あてもなくあるいていくと、





すな浜に小さな女の子がうずくまっていました。「どうしたの

かね?」清空がたずねていると、ちかくのいえから女のひとが


かけだしてきました。「おてるちゃん、いつまでもこんなとこ


ろにすわっていんと、 さ、 おいで。」と、手をひいて、つれ


ていこうとしました。清空は、女のひとにいいました。


「ここであったのもほとけのみちびき。 この子の身の上をは


なしてくださらんか。」「この子のおやは、ふうふでりょうに


でていて、この前、夜の海でなくなりましてな。よく、あのみ

さきあたりで、夜、船がしずむんですよ。 となりの子だから


うちでめんどうみてやりたいですが・・・・・・。 この子は、あれ


からずっとここにすわりこんで、とうさとかあさがしんだあた

りをながめているだけで、ほんとに、こまっていますだ。」

「ふーむ。......どうじゃな。 この子をわしにあずけてはくださら


んか。おやごさんと、この海でなくなったひとたちのくようを


しながら、 くらそうとおもうのじゃ






が。」女のひとは、清空にでるをあずけてかえっていきまし

た。 が。」 夜はあぶないのじゃ。」 るかな、おてる。」 つぎ


の日から、清空は、でるをつれて、海べの村をたくはつしてあ


るきはじめました。「子づれのぼうずか。見ぐるしいのう。」

なにもしらない村びとのなかには、うしろゆびをさすひともい


ました。夕ぐれになると、ふたりは、洪べにすわりこんで、た


いがんの海につきでたみさきのほうをながめるのでした。なん


かたって、でるがいいました。「どうして、この海で、たびた


び船がしずむの?」「ここは、せまいからのう。 それにしおが

うずをまいてながれているから、とくに夜はあぶないのじ


ゃ。」「だったら、ここはあぶないよって、目じるしに火をた


いてしらせたらええ。」「そう、そう。 かがり火じゃ。だが


な まい ばん、夜どおしたかねばならん。 できるかな、おて

る。」「やる。それがあったら、おとうもおかあもしなかった


もの。」つ ぎの日清空は、船をだそうとしているりょうしに


ききました。 「どのあたりに、りょうにでるのかね。」「み


さきの、ちょっ とさきあたりだがの。」

「それなら、わしらを船にのせてくださらんか。」ひとのよさ


そうなりょうしは、いやなかおもしないで、清空とるを船にの


せました。海にでました。清空は、かいきょうの入り口あたり

をながめつづけていました。どこでかがり火をたいたらいちば


んいいのかをかんがえていたのです。いつか、日がくれようと


していました。



清空は、りょうしにたのみました。「あのみさきのあたりの浜

に船をつけて、わしらをおろしてくださらんか。」りょうし


は、みさきちかくの涙に船をつけ、ふたりをおろすと、へさき


をかえして、むこうぎしへとかえっていきました。清空とてる


は、九州のひがしのはずれの小さな浜にあがりました。すぐ目


の前に 少山がつったっています。清空が、海の上から目をつ

けておいた山でした。小山へ、ふたりはのぼっていきました。


チチチチッと鳥のなくこえがします。ひよどりがもどってきて


る。」と、でるがいいました。もどってきてるって?」うん。


いつも春になると、ひよどりがむれをなして、うちのほうにわ


たってきてね、秋には、またこっちにかえってくる。」


ほう、ここは、ひよどりたちのふるさとか。」 「きょうは、こ


こにこやをたてるぞ。 雨よけ、風よけをつくらんと こやがで


きあがりました。そまつなこやですが、なんとか雨風はしのげ

そうです。 「さあ、今夜から火をたくぞ。 おてるもがんばっ

てな。」 せいくう 清空たちは、山のいただきちかくのひらけ

たところにでました。 日がしずんで、くろずんでいく海が、


目の下にひろがっています。「ここならええ。 うらはぞうき


林だし、目の前はひらけているし、海からよく見える。さっそ

く、しばをかり、火をたいて、まずしいゆうしょくをすませま


したいます。 うをとなえはじめました。たき火が、ちろちろ


もえています。「今夜は、おてるのとうさんとかあさんのくよ


うじゃ。」清空は、小えだをおっては、火になげこみながら、


おきょうをとなえはじめました。でも、清空のとなりにすわっ

て、手をあわせていました。夜があけました。海のむこうか


ら、日がのぼってきました。「きょうは、ここにこやをたてる


ぞ。 雨よけ、風よけをつくらんとな。」でも手つだいまし

た。こやができあがりました。そまつなこやですが、なんとか


雨風はしのげそうです。「さあ、今夜から火をたくぞ。 おて


るもがんばってな。」では、にっこりわらってうなずきまし


た。その夜から、みさきのこやのかがり火が、あかあかともえ


はじめました。清空のとなえるおきょうが、 ほのおにゆられ

て、やみにすいこまれていきます。それからは、ひるま、 清



空が山をくだり、ふもとの村をたくはつしてあるきます。

でるは、たきぎをあつめ、こやのまわりにつんでいきます。清


空が、ふもとの村をあるくようになると、「きたならしいぼう


ずが、このごろ、まい日やってくる。 うすきみわるいやつ


だ。」「なんでも、子づれで、山の上で火をたいて、夜をすご

しているそうな。」などと、村びとたちは、かげぐちをたたい


ていました。こうして、みさきのかがり火は、まい夜たえるこ


となくもえつづけました。雨の日も、風の日も。ひと月がた


ち、ふた月がすぎていきました。「あのかがり火のおかげで、


たすかるのう。やみ夜の海でも、あの火があればあんしんだ。

船のあんぜんのためにと、おぼうさんとおさない子どもが、夜


どおし火をたいててくれるのだそうな。」りょうしたちのはな


しは、村むらにひろがっていきました。はじめはかげぐちをた

たいていた小山のふもとの村びとたちも、「もうしわけないこ



とだ。わしらのために。」





と、清空のこやへ、まきやたべものなどをはこんでくるように


なりました。やがて、こやのたてなおしが、村びとたちの手で

はじまりました。灯台ができあがりました。清空とでるは、そ


の灯台もりとして、それからもずっと、やすむことなくはたら


きつづけたのでした

เนื้อเรื่องสรุป


กองไฟแห่งแหลมคิวชู

ี่
กาลครั้งหนึ่งนานมาแล้ว มีพระมาทชายหาด ฝั่งตะวันตกของเกาะ ชื่อของพระรูปนี้ คือพระเซย์คูเมื่อมอง

ไปรอบๆได้พบกับเด็กหญิงที่นอนหมอบอยู่บนชายหาดพระเซย์คูได้ถามว่า “เกิดอะไรขึ้น “แล้วก็มีผู้หญงคน

หนึ่งวิ่งออกมาจากบ้านที่อยู่ใกล้เคียงเด็กผู้หญิงคนนี้ชื่อว่า โอเทรุจัง พระบอกกับหญงสาวว่าช่วยเล่าเรื่อง
ของเด็กคนนี้ให้ฟังหน่อยได้ไหม หญิงสาวได้เล่าว่า “พ่อแม่ของเด็กออกไปล่าสัตว์ทั้งคู่ ท าให้เสียชีวิตในทะเล

บ่อยครั้งที่เรือมักจะจมในแหลมแห่งนี้” หญงสาวอยากดูแลเธอและพยายามพาเธอออกจากที่นั้นแต่โอเทรุจัง

ก็ไม่ยอมไปและยังนั่งอยู่แบบนั้น พระเซย์คูได้ถามว่าไปด้วยกันไหม จากนั้นโอเทรุจังก็ตัดสินใจไปกับพระเซย์

คู วันต่อมาทั้งสองได้เดินไปที่หมู่บ้าน อะบิเบะ และได้ถามทางกับชาวบ้านชาวบ้านได้ชี้ไปทางด้านหลังเมื่อ
ท้องฟ้าเริ่มมืดลงทั้งสองก็นั่งลงบนชายหาดและได้มองไปทะเลฝั่งตรงข้าม “ท าไมทะเลนี้มักมีเรือจมอยู่

เสมอ” ที่นี้แคบและมีกระแสน้ าวน จากนั้นทั้งสองก็ได้พากันก่อไฟ วันต่อมาพระเซย์คูกับโอเทรุจังขึ้นเรือของ

ชาวประมงทั้งสองให้ชาวประมงจอดเรือใกล้ๆแหลงของเกาะ จากนั้นทั้งสองก็ขึ้นไปบนชายหาดเล็กๆของ
ชานเมืองคิวชูทั้งสองได้ขึ้นไปบนภูเขาได้พบกับนกหัวโขนซึ่งพวกนกเหล่านี้จะกลับมาในฤดูใบไม้ผลิและฤดู

ใบไม้ร่วงเพราะที่นี่คือบ้านของมัน เมื่อพระอาทิตตกดินทั้งสองก็พากันก่อไฟที่มีด้านหลังเป็นป่าของช้าง
ั้
จากนั้นไฟเริ่มติดและพระเซย์คูลก็สวดมนต์ทงสองพากันสร้างกระท่อมที่นี่เพื่อไว้หลบลมและฝนและสร้าง
กระท่อมให้สูงตั้งแต่นั้นมาก็มีกองไฟที่แหลมมาโดยตลอด หลังจากนั้นในตอนกลางวันพระเซย์คูก็เดินลงมา

จากเขาเพื่อไปเดินบิณฑบาตรที่หมู่บ้านตีนเขาส่วนเทรุก็ไปเก็บฝืนในหมู่บ้านเช่นเดียวกัน ชาวบ้านเห็นก็พากัน
นินทาว่าร้ายต่างๆนาๆ หลังจากนั้น 1 เดือนผ่านไป 2 เดือนผ่านไป บางวันฝนตกบางวันมีลมแต่ทุกคืนก็ยังมี

กองไฟ แล้ววันหนึ่งมีชาวประมงมาเล่าเรื่องราวทั้งหมดของพระเซย์คูและโอเทรุจังชาวบ้านที่เคยนินทาใน
ตอนแรก ก็ได้เข้าใจและขอโทษจากนั้นกระท่อมของเขาทั้งสองก็ได้ถูกฟื้นฟูแล้วได้การช่วยเหลือจากชาวบ้าน

จึงกลายเป็นประภาคาร

ค ำศัพท์


浜 (はま)=ชายหาด



このぼうさん=พระรูปนี้



村上びと(むらびと)=ชาวบ้าน



夕暮れ(ゆうぐれ)=มืดลง


ひよどり=นกปรอด/นกหัวโขน



手を合わせます (てをあわせます)=พนมมือ


こや=กระท่อม



かがり火=กองไฟ



火を焚きます(ひをたきます)=ก่อไฟ



りょうし=ชาวประมง



がむれます=ฝูง

ควำมคิดเห็นของผู้แปลต่อบทควำม

พระเซย์คูท าให้โอเทรุจังไม่ยึดติดกับอดีตในเรื่องที่พ่อแม่เสียชีวิตและท าให้กล้าที่จะเก้าเดินต่อไปข้างหน้า

และทั้งสองมีทั้งความอดทน กล้าหาญและไม่สนต่อค าพูดขอผู้อื่นที่ว่าร้ายและสามารถอยู่ได้ด้วยตนเอง

ภาพประกอบ



ภาพประกอบ



そそっかしいのはだれですか。


しおりが学童クラブから帰ってくると、おばあちゃんがげんかんから出てくるとこ
ろだった。[ 保育園に行ってくるからね。あきおの [ おむかえ] の時間に、間に合わな

いって、お母さんが電話してきたんだよ] お母さんは、会社でまだ仕事があるのだそ
うだ。そう言うと、おばあちゃんは、せかせか行ってしましった。しおりは家に入

ると、ランドセルをせおったまま、台所に行った。れいぞうこの中にあったラップ
づつみの肉まんを出し、皿にのせて電子レンジに入れ、 [ あたため] ボタンをおして
から、自分の部屋へ行った。おばあちゃんはおととい、いなかから出てきた。しお
りの部屋で、しおりといっしょにねている。それで、しおりの部屋のゆかは、ふた
の開いたスーツケースやら紙ぶくろやら、おばあちゃんのねぎすてたスカートやら
、くつ下やらで、ちらかっている。しおりは自分のつくえの上の、おばあちゃんの
セーターとウエストポーチをぐいとおしのけて、ランドセルをせた。台所にもどる
と、電子レンジから肉まんを取りだし、ラップをはがして、見もしないでかぶりつ

いた。[ あち。......わ、なんだ、こりゃ。] いやにざらざらした舌ざわりだ。それに、
へんに魚くさい。しおりは、食べかけの、はい色のかたまりをよくよく見る。大き
さも形も肉まんそっくりだ。だが.....。[ うう。イワシのだんごだあ。] イワシをほね

ごとつぶして丸めたものを、お母さんはときどきみそしるに入れる。そののこりだ
った。寒い外から、あつぁつの肉まんを食べようと、楽しみに帰ってきたのに。し
おりはぷんぷんしながら、チョコレートと、みかんと、えびせんを食べた。えびせ
んを食べると、ロの中の魚くささが消えた。次に、れいぞうこのプリンを食べた。
それでやっと、むしゃくしゃした気分はおさまったが、そのかわりに、なんだかお
なかがつめたくなってきた。しおりは、リビングのエアコンをつけてソファーにす
わり、ねていたねこのシマコをだいて、あたたまろうとした。そのとき、電話が鳴
った。しおりがシマコをほうりだして電話に出ると、おばあちゃんの声が耳にとび
こんできた。[ 保育園はどこ?] おばあちゃんは、家からすぐ近くのところにある幼

稚園へ、あきおをむかえに行ったのだと、言う。[ [ここにいないのなら、それじゃ
、うちのあきおはどこにいるんですか]と、たずねたけど、幼稚園の先生も知らない

んだよ。]と、おばあちゃんは言うあきおの保育園は、車で十分のところだ。しおり
は保育園の場所を、電話の向こうのおばあちゃんに教えた。おばあちゃんが赤んぼ
うのあきおをつれて、タクシーで帰ってきた。それから三十分ほどして、お母さん
も帰ってきた。[ あせって、くたびれてしまったよ。あんたが、保育園の名前も場所
も、ちゃんと電話で言わないのがいけないんだ。] [ だって、[ わかった、わかった。

すぐむかえに行くよ] と言ったじゃないの。だから、あきおの保育園のこと、わかっ
てるんだと、わかってるんだと思ったわ。幼稚園とまちがえる人なんて、めったに

いないわよ。] [ いつでも子どもがいっぱいいて、ナントカ園ってかんばんがかかっ
てるんだもの。あきおは、てっきりあそこに行ってるんだと、だれだって思うじゃ
ないの。]わたし、 『タクシーでむかえに行ってね』と言ったわよね。歩いて五分の
幼稚園にタクシーで行けなんて、言うはずないでしょ。ちょっと考えればわかるは

ずだわ。おばあちゃんとお母さんは、おばあちゃんのしっばいを、たがいに相手の
せいにしあった。しおりが、ごはんはまだかと、もんくを言い、赤んぼうのあきお

が泣きだし、ねこのシマコがニャアニャア鳴きたてて、えさをねだらなかったら、
二人のロげんかはもっとつづいたかもしれない。台所で、しおりがシマコにえさの
かんづめを開けてやり、おばあちゃんが米をあらいはじめると、あきおのおむつを
かえおわったお母さんがやってきて、おばあちゃんに言った。[ しきじょうママ[ ね
え。ひろしに式場と時間のこと、念をおしといたほうがいいんじゃないかしら。ひ
ろしはそそっかしいし、ねぼすけだから、さつきのおばあちゃんみたいにまちがえ
て、よそへ行ってしまったり、時間におくれたりするとたいへんよ。] ひろしおじさ

んは、お母さんの弟だ。ひろしおじさんが結婚することになり、明日、結婚式をあ
げるので、おばあちゃんはいなかから出てきているのだった。[ まさか。いくらひろ
しがそそっかしくても、自分の結婚式におくれたり、式場をまちがえたりはしない
だろう..... 。] おばあちゃんは言いかけたが、自信なさそうな顔になった。しおりはお

ばあちゃんの顔を見て、思わずロをはさんだ。[念をおしとくほうがいい] お母さマ
は、おじさんのけいたい電話に電話をかけたが通じなかつた。[ 電源を切ってるか、

どこかに落としてしまったかだわ。そそっかしいんだから。] お母さんはひろしおじ
さんのアパートに、手紙をファックスで送った。しおりがお母さんたちとばんごは
んを食べていると、ファックスのとどく音がリビングから聞こえてきた。はしをお
いて、リビングをのぞきに行ったお母さんが、ファックスの紙を手に、首をかしげ
てもどってきた。[ひろしに送ったファックスが、そのまま返ってきちゃった。へん

ねえ。] おばあちゃんはお母さんからファックスを受けとると、めがわを取りだした
。[ おや。あんたの書いた手紙のわきに、だれかよその人の字が書いてあるよ。 [ あ
て先が、まちがっています] だって。]お母さんは、ひろしおじさんのところに送っ

たつもりで、ファックス番号をまちがえて、ぜんぜん知らない人のところへ手紙を
送ってしまったのだ。[ わざわざ、あて先まちがいだと知らせてくれるなんて、親切

な人だねえ。] おばあちゃんは、ひどく感心している。しおりは、ひろしおじさんが
、明日、自分の結婚式に場所も時間もまちがえずにちゃんと来られるかどうか、ほ
んとうに心配になってきた。お母さん。もう一度、ひろしおじさんにファックスを
送ったほうがいいよ。] なにしろ、ひろしおじさんはおばあちゃんの息子で、お母さ
んの弟なのだ。式場や時間をまちがえるぐらい、朝飯前にちがいない。番号を二度

たしかめて、お母さんがファックスを送りなおしたところへ、お父さんが会社から
帰ってきた。[ シマコをつれて帰ってきた。大通りの角のコンビニの前で遊んでいた
よ。あんな遠くまで行くんだなあ。] お父さんはそう言いながら、だいていたきじト

ラのねこをゆかにおろした。ねこはミインと鳴いて、しおりの足にしっぽをまきつ
けてきた。[わ。お父さん。このねこ、うちのシマコじゃないよ。] [え、そんな。コ
ンビニの前で [おい、シマコ]とよんだら、走りよってきたぞ。そいでもって、家ま
でずっと、お父さんにおとなしくだかれてきた。][でも、お父さん。シマコはのどの

ところが白いよ。このねこは、体じゅう全部まっトラだよ。] [ 自分の家のねこのも

ようを、見まちがえるなんて。お父さんは、あいかわらずそそっかしいわね。] お母

さんがそう言うのを、お父さんは聞いていない。自分がつれてきたねこに、話しか
けている。[ かい主をまちがえるなんて、おまえもそそっかしいねこだなあ。] その
とき庭からシマコが、リビングのガラス戸をのぞきこんだ。しおりが戸を開けてや
ると、シマコは上にあがりかけ、お父さんがよそのねこの頭をなでているのに気づ
くと、(ありゃ。家をまちがえた。しつれいしました)という顔で、にげていった
。それを見て、おばあちゃんが言った。[この家は、ねこまでそそっかしいね。] し

おりは、えへんとせきばらいして、大きな声で言った。[ そそっかしいのはだれです
か?]

วันวุ่นๆของครอบครัวชิโอริ



เมื่อชิโอริกลับมาจากชมรมนักเรียนยายกำลังไปที่โรงเรียนอนุบาลไปรับอะคิโอะไม่ทัน แม่เลยโทรหาดู

เหมือนว่าแม่ยังมีงานที่บริษัทเมื่อพูดอย่างงั้นคุณยายก็รีบไป เมื่อวานซืนยายมาจากชนบทชิโอริเลยชวน

ยายมานอนด้วย ชิโอริเปิดแอร์ที่ห้องนั่งเล่นนั่งโซฟาและพยายามทำให้แมวที่ชื่อชิมาโกะอุ่น เมื่อชิโอริรับ

โทรศัพท์เสียงของยายก็เข้ามาในหูยายบอกว่าจะไปรับอะคิโอะที่โรงเรียนอนุบาล[ไม่อยู่ที่นี่แล้วอะคิโอะอยู่


ที่ไหนครูที่โรงเรียนอนุบาลก็ไม่รู้]ยายพูด หลังจากนั้นยายก็พาอะคิโอะกลับโดยแท็กซี่ หลังจาก30นาทีแมก็
กลับมายายกับแม่โทษกัน ชิโอริบ่นว่ายังไม่ได้กินข้าวอะคิโอะก็ร้องไห้แล้วแมวก็ร้อง ชิโอริเลยเปิดอาหาร


กระป๋องให้แมวชิมะโกะ

น้าฮิโรชิเป็นน้องของแม่ ยายออกจากชนบทเพื่อไปงานแต่งของน้าฮิโรชิ แม่โทรเข้ามือถือน้าไม่ได้แม่เลย

ส่งแฟกซ์จดหมายไปที่อพาร์ทเม้นของน้าฮิโรชิ ตอนชิโอริกำลังกินข้าวเย็นกับแม่ ได้ยินเสียงจาก


ห้องนั่งเล่นแม่ทิ้งตะเกียบไปดูที่ห้องนั่งเล่นกลับมาพรอมกับกระดาษแฟกซ์ในมือและก้มหน้า แฟกซ์ที่ส่งไป
ยังฮิโรชิถูกส่งกลับมาเหมือนเดิมเพราะแม่ตั้งใจส่งให้น้าฮิโรชิแต่เลขแฟกซ์ผิดเลยส่งจดหมายถึงคนที่ไม่รู้จัก


ชิโอริกังวลมากว่าพรุ่งนี้น้าฮิโรชิจะมางานแต่งของเขาในวนพรุ่งนี้ในสถานที่และเวลาที่เหมาะสมได้หรือ

เปล่า[แม ส่งแฟกซ์ให้น้าฮิโรชิอีกครั้งดีกว่า]พ่อกลับมาจากที่ทำงาน ก็ไปยังที่แม่ส่งแฟกซ์[กำลังเล่นอยู่หน้า
ร้านสะดวกซื้อตรงหัวมุมถนนใหญ่ ชิมะโกะไปเล่นกลับมาเหนื่อยๆ ]พ่อพูดอย่างนั้นฉันก็วางแมวลงพื้น

[ว้า…แมวตัวนี้ไม่ใช่ชิมะโกะ][เอ๊ะ! หน้าร้านสะดวกซื้อนั้นฉันเรียกเฮ้ ชิมาโกะวิ่งมา] [แต่ชิมาโกะของพ่อคอ

เป็นสีขาว แมวตัวนี้มีสีขาวทั้งตัว]พ่อคงใจร้อนเหมือนอย่างเคย

คำศัพท์สำคัญ




リビンク ห้องนั่งเล่น



おむつ ผ้าอ้อม


幼稚園 ようちえん โรงเรียนอนุบาล


保育園 ほいくえん โรงเรียนเตรียมอนุบาล


ウエストポーチ กระเป๋าคาดเอว


ランドセル กระเป๋านักเรียน


イワシ ปลาซาร์ดีน


学童クラブ สโมสรเด็ก


電子レンジ เตาอบไมโครเวฟ

ความคิดเห็นของผู้แปลที่มีต่อบทความ




แม่ควรตรวจสอบเลขแฟกซ์ให้ดีก่อนส่งถ้าส่งผิดทำให้ล่าช้ากว่าเดิมพ่อก็สะเพร่าที่ไม่ดูดีๆว่าแมวตัวนั้นใช่

แมวของตัวเองมั้ย



ส ำนวนของประเทศญี่ปุ่น

ส ำนวนของประเทศญี่ปุ่น

( ลิงผู้มั่นใจ)





















สรุปใจความส าคัญ

ลิงที่มั่นใจแต่พลาดตกต้นไม้เสียเอง
“ต่อให้เก่งแค่ไหน ก็ใชว่าจะพลาดไมเปน”




( ลิงผู้มั่นใจ)





















สรุปใจความส าคัญ

ลิงที่มั่นใจแต่พลาดตกต้นไม้เสียเอง
“ต่อให้เก่งแค่ไหน ก็ใชว่าจะพลาดไมเปน”




( ม้ำผู้ไม่ฟัง )
























สรุปใจความส าคัญ

ม้าที่ไมฟังค าของใครเลย
“ค าพูดตัวเองเปนใหญ คนอื่นเปนรอง”




( ม้ำผู้ไม่ฟัง )
























สรุปใจความส าคัญ

ม้าที่ไมฟังค าของใครเลย
“ค าพูดตัวเองเปนใหญ คนอื่นเปนรอง”




( ร้องไห้เพรำะโดนผึ้งต่อย )























สรุปใจความส าคัญ



“ความทุกไมมระดับวันน้ ีทุกมาก พร่งน้ ีอาจมากกว่า”


( ร้องไห้เพรำะโดนผึ้งต่อย )























สรุปใจความส าคัญ



“ความทุกไมมระดับวันน้ ีทุกมาก พร่งน้ ีอาจมากกว่า”


(ล้ม7ครั้งก็ลุก7ครั้ง)
























สรุปใจความส าคัญ




ถ้าคณลุกทุกครั้งทีคณล้ม ทีสุดคณจะส าเร็จ

“เรียนร้จักความผิดพลาด และก้าวส้ความส าเร็จ”



(ล้ม7ครั้งก็ลุก7ครั้ง)
























สรุปใจความส าคัญ




ถ้าคณลุกทุกครั้งทีคณล้ม ทีสุดคณจะส าเร็จ

“เรียนร้จักความผิดพลาด และก้าวส้ความส าเร็จ”



( ผู้ไม่ย่อท้อ )
























สรุปใจความส าคัญ



ยืนอย่บนหิน3ปเพื่อทีจะเข้าใจหิน
“จะข้ามผานสิงใด จงเรียนร้สิงนั้น”





( ผู้ไม่ย่อท้อ )
























สรุปใจความส าคัญ



ยืนอย่บนหิน3ปเพื่อทีจะเข้าใจหิน
“จะข้ามผานสิงใด จงเรียนร้สิงนั้น”





ค าคัพท์ ค าอ่าน ความหมาย




得意 とくい ช ำนำญ เกง




念仏 ねんぶつ กำรสวดระลึกถึง





ちゅこく ちゅこく ตักเตือน




不幸 ふこう ควำมทุกข์





不運 ふうん โชคไม่ดี




転びます ころびます ล้ม สะดด





苦しい くるしい ควำมเจ็บปวด

ค าคัพท์ ค าอ่าน ความหมาย




得意 とくい ช ำนำญ เกง




念仏 ねんぶつ กำรสวดระลึกถึง





ちゅこく ちゅこく ตักเตือน




不幸 ふこう ควำมทุกข์





不運 ふうん โชคไม่ดี




転びます ころびます ล้ม สะดด





苦しい くるしい ควำมเจ็บปวด

ค าศัพท์ ค าอ่าน ความหมาย



ควำมกล้ำ


ส ำเร็จ

ค าศัพท์ ค าอ่าน ความหมาย



ควำมกล้ำ


ส ำเร็จ



ความคิดเห็นของผ้แปลทีมีต่อบทความ





“ ร้สึกถึงความเหมือนกันทางภาษา ทีถึงแม้ภาษาจะต่างกัน

ก็ยังมีส านวนทีใช้ในชวิตประจ าวันทีคล้ายคลึงกัน”






ความคิดเห็นของผ้แปลทีมีต่อบทความ





“ ร้สึกถึงความเหมือนกันทางภาษา ทีถึงแม้ภาษาจะต่างกัน

ก็ยังมีส านวนทีใช้ในชวิตประจ าวันทีคล้ายคลึงกัน”




จัดท ำโดย






























นำย วรำกร เกิดเที้ยง นำงสำว สุจิตรำ ศรีกำสี

6312417039 6312407024

จัดท ำโดย






























นำย วรำกร เกิดเที้ยง นำงสำว สุจิตรำ ศรีกำสี

6312417039 6312407024

クリの実




長野県の伊那谷は、みなみアルプスと、中央アルプスにかこまれた



、山深いところです。遠顔をあげると、夏でも、白く雪をかぶったみね


みねが、く遠く、空のきわみまで、つづいているのでです。伊那谷はど



ちらを見ても、山山また山、ほんとに、やまばかりのくにです。そうい



う、山のみねをわたる風が、ごうごうと、鳴っていました。けれど、深


い谷間、林の、ずっとおくは、しーんと、しずかでした。ここまでは、


強い風が、ふきこんではこないのです。その、しずかな林の中には秋の



日が、金のしまもようを作って、さしこんでいました。林の中の落ちば



は、かわいたかれ葉のにおいと、日のにおいがまじりあって、たちこめ


ていました。うっとりするほど、よいにおいでした。秋も、終わりに近



いというのに、わたしたちは、クリをとっていました。この林の中は、


あったかでした。鼻頭にじりじりと、あせが、にじみでるほど、この林



の中には、わたしをまじえて、ヒ人の子どもたちがいました。わたした


ちは、クリをとっていました。クヌギやシイの木にまじって、ところど



ころに、クリの木がありますた。クリの木を見つけると、(会ったぞ!) さ



けび声をあげて、大きな子どもたちは、木に、よじのぼるのです。そし


て、(えいさ、えいさ)かけ声をかけて、木をゆさぶるのです。ぎつこい



、ぎつこいと、木が、はげしくゆれだすと、クリのイガは、パサパサパ

サと、音をたてて、かれ葉の上に、落ちてくるのです。(うんとこさ落ち



るぞ! のこさず、拾えや! )大きな子どもたちは、うれしそな、はずんだ声



でいうのです。わたしは、まだ、小学校の三年生で、いちばん、年下だ



ったので、木の下にいて、落ちてくるクリを拾う役目でした。クリのイ


ガは、半分ほどロを開いているのや、とげとげの、




まんまるいゴムまりのように、イガのわれていないのがありました



。イガがわれて、ロを開いているのは、ニ本指で、クリの実を、つまみ


だすことができました。 われていないのは、踏みつけて、棒の先で、ぐ



いと、イガをこじると、ぽかっと、まっ二つにわれて、クリの実が、と


びだすのです。クリの実は、くり色に、つやつやと光っていました。 宝



石のように、美しく、光っていました。「クリの実は、みんな大きいに


、わしの親指の、ニつ分ぐらい大きいに...わたしは、木の上を、ふりあ



おいで、言うのでした。[うん、この山は、こえているでな、タンバグリ



に、負けんほど、大きのだ][大きいやつ、やいて食うと、うめえぞ。お



かしより、うめえぞ。]木の上の、大きい子どもたちも、ぱんぱん、はぜ



るような声で言うのでした。大事な、大事な、たからものを、拾いあつ


あているように、むねが、どきどきするのです。林には、クヌギやシイ



の木のほうが、多くて、ぐるぐる、歩きまわらなければ、クリの木は、

見つからないのです。六日本の、クリの木の、イガを、落としおわった



ころには、林の中は、うすうすと、暗くなりました。[手かごに、どのく


らい、とれたかや。]





木の上の子どもたちが、言いました。[手かごの、半分より、もっと



、ずっと上まであるに…。ずしんと、重いくらいな。][そんなに、とれた



か。もう、帰ろや!]木の上の大きい子どもたちは、下りてきました。林



を、登りつめたところは、とうげになっていました。その、とうげで、


わたしたちは、ひと休みました。空は、真っ赤に、夕焼けていました。



手を高く、さしあげると、指まで、歩くそまるほどの夕焼けでしたはる


か下の、宿場町を歩いている人も、馬も、みんな歩く、夕焼けていまし



た。そういう、夕焼けの中で、大きい子どもたちは、ぺちくりと、




べりしていました。コわたしは、手かごの中の、美しいクリを、両手で


、すくってみたり、かきまわしたりして、(たくさん、とれたなぁ)と



、思って、一人で、楽しんでいました。 いちばん大きな子どもが、ふい


に、そのおも手かごを、持ちあげて、重みをはかるように、上げ下げし



てから、言うのでした。「たくさんあるようだが、七人で分けてしもう


と、ちびちびとになってしもうぞ。 一人で、このくらいずつ、分けられ



たらよかったになぁ。 」(なるほど、そうだ。)と、わたしは、思いま


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